鳩山御殿をあとにした我々(いまぽん氏と私)は次ぎの目的地である旧岩崎邸に向かうのであった。いまぽんの母君が古い洋館に興味が有り、それが興じていまぽん氏もこういう立派な洋館を見るのが好きになったらしい。てなわけで、いまぽん氏と洋館めぐりをするのはコレが3邸目になる。
東京メトロの湯島駅で下車し、不忍池から一本裏手の道を入ったところに旧岩崎邸の大きな入り口がある。そこから坂を登り切った小さな丘の上に邸宅はあった。まるで、個人の屋敷とは到底想像が出来ないほど大きな構えをしていることに驚く。
巨大な庭園からお屋敷を見る。この建物の裏手には東京大学の広いキャンパスが広がっている。また、周囲の高い木立のお陰で都会の喧騒は遮断され、なんとなく明治時代の優雅な時代の東京に身を置いているような錯覚を感じられた。少し日が翳り始めているので明かりが灯りはじめている。早く内覧しなければ・・・
設計は鹿鳴館や御茶ノ水にあるニコライ堂を設計した建築家、ジョサイア・コンドル氏。
一面赤い絨毯が敷かれ、全ての木製品に彫り物が施されていて、さすが財閥のお屋敷である。ここまで立派過ぎると逆に現実味が無く「もし私が○○だったら」などという不敬な想像すら思い浮かばない域に達してしまっている。そもそも「自分が三菱財閥の三代目だったら」なんてことを想像しようにも、想像するに必要な知識が全くないので無理な話である。
そうこうしているうちに、「まもなく閉館時間♪」の館内放送が流れ始める。結局、最後の最後まで粘ったのは我々・・・というか私だけであった。
最後まで粘った甲斐も有り、個人的には結構満足のいく構図が撮れたと思っている。寒い中、我慢して待っていてくれた友人・いまぽん氏に感謝感謝な日であった。
さすが明治の大金持ちの邸宅、ディテーイルに凝った作りにびっくり。
特に一部屋一部屋、すべて壁紙が違うのが印象的でした。確か現在のものはレプリカで、版を復刻してるんですよね。アールデコだったでしょうか。
すですよねぇ。明治の人たちの順応力は
本当に、ぶっ飛んでいたと思います。
ゴトウさん
どもです。時間が有れば、もっとゆっくりと
見て周りたかったのですが閉館間際に入った
ものですから、細かいディティールまで、
見る事が出来ませんでした。次こそは・・・。
これで、また東京に行く理由が一つ出来た
のかなと思います。
またまっしゅが上京することがあれば、よろしくです。