まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

【両国】江戸東京博物館へ《外観》

2016年09月11日 23時28分54秒 | 東京


遠くから見ると巨大化カバ。それもこども用のおもちゃのブロックで組み立てたようなカバ。



近くによると、今まさに喰われんとするかのよう。



この建物、見かけよりずっといろいろ盛りだくさんで、まずはこれだけ巨大な建物なのに、まずはカバだけに四本足で立っていて、避難経路や給排水電気等に関するタテ動線は全て四本足の中に地味に収められている。



フツーのたてもので言えば4~5階分くらいある巨大なピロティで抜けているので、向かいのマンションから、ピロティーを介して、



国技館の屋根が見えてしまう。いや、目の前の風景としては微妙なのだけどね。



常設展示場への一般動線はシースルーのエレベーターか、カバの脇腹のようなところに何かを注入するような赤いエスカレーターの利用となる。



ちなみ着地部分のドーム状の部分は桃太郎の桃がパッカーンと割れたようになっていて、閉館時は桃の付け根を軸に桃がポッコーンと閉じる構造になっている。



エスカレーターは一度目の水平部を通って建物内へ導いていくのだが、更に2回エスカレーターを乗り継いで6階の入口へと昇らされるのである。



エスカレーターの脇にある支持部材である鉄骨。これを化粧で覆わない感じが何とも無骨が感じがして微妙。



ところで、この建物・・・カバさんの足元が地上面と思いきや、そこは人工地盤となっていて、本体建物の一部となっていて、階数で言えば3階となっている。この人工台地から更にエスカレーターで降りた先が地上1階となっていて、



まるで地下入口のようになっているのが、この建物の正面玄関になっている。人工地盤の下の正面玄関の外の部分は歩行者用通路だけでなく、観光バスも余裕で駐車できる巨大な駐車スペースになっていて、大雨の日でも安全に館内まで行き来ができるとっても機能的な造りになっている。

全体的に大味な感じは否めないが、菊竹清訓氏の晩年の作品でもあり、決して思い付きだけでなく、丹念に検討した結果の計画であると思っている。(・・・であると思いたい)

次はいざ建物内へ!

【両国】初めての国技館

2016年09月11日 01時48分54秒 | 東京


初めて国技館に足を踏み入れた。とはいっても取組はなく、翌日からの取組を控えての土俵祭というおよそ1時間きりのセレモニーを見に行ったのである。



コアなファンが6割、報道関係者が3割、相撲関係者が1割くらいかな。入場無料で全席自由席なので、普段は座ることのない前の方の席へ



各マスごとの欄干には紐にくくりつけられた栓抜きがあったのが大発見。相撲の席は「お弁当付き」とか「お土産付き」とかあって、基本飲み食いをしながら観戦できるようになっているようである。



やっている内容はよくわからなかったけれど、粛々と進められる。



相撲が国技と言われるようになったのは、そう古くはない・・・と何かの本で読んだような記憶がある。(つまり伊勢神宮で行われるような儀式っぽいけれど、それに近似的な歴史は無さそう)あ、でも相撲は正確には国技ではない・・・というのも何かで読んだような気がする。なのに国技館?はて?



そのうち、聴いたことがあるような太鼓の音が・・・NHKの相撲ダイジェストとかで流れている太鼓のリズムはこれだったのか!という発見があった。太鼓が土俵の周りを二周くらいしたらセレモニーはあっけなく終了。



観客が退散するのと時を同じくして、土俵の整備に入る。最近テレビでやっていたのだけれども、土俵は各季場所ごとに解体して新しく作り直すのだとか。本当に毎回毎回土を盛り固めているらしいのだ。



ちなみに当日自由席は二階席の最後列のみで2200円なのだとか。



一通り写真を撮り終えて外に出ると何やら力士が・・・



7月場所の優勝力士の撮影会?っぽい。



この並びで行けば、館内で写真を撮りまくっている間に、白鵬の撮影会もあったっぽい。。。orz



国技館はJR両国駅の駅前にあるわけだが、国技館ができる前は都営バスの車庫だったのだとか。



色とりどりの幟(のぼり)は相撲部屋ごとの幟とばかり思っていたけれど、スポンサーさんが出しているのね。これも新発見。



国技館横の駅前有料駐輪場。国技館横だから横綱??



両国駅の改札も相撲一色。



いっそ、駅名を国技館前としてもよいくらいだけど、かつては房総方面への始発駅でもあった歴史の古い駅なので駅名は替えないのだろうね。