まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

ロング・エンゲージメントを観た

2005年04月13日 23時07分41秒 | フランス
何を血迷ったかレディースデイの水曜日の最終回に行ってしまった。なので、観客は勤め帰りのギャルばかり(^^;)
それはさておき、今回鑑賞したフランス映画は「ロング・エンゲージメント」と言って映画「アメリ」のピエール・ジュネ監督と、同映画の主人公アメリを好演した女優オドレイ・トトゥのコンビによるもの。ずっとロマンチックな恋愛ものかと思っていたが、第一次世界大戦下のドイツとの最前線が舞台になっているため、けっこうエグイシーンが多かったのが意外であった。

今回この映画に惹かれたのは、上記の理由によるものの他に、雑誌で紹介されていた写真の中の一枚で、トトゥのバックの風景がなんとなくパリのオルセー駅(オルセー美術館の前身)に見えたからという理由がある。結果的に予想は的中し1920年代におけるパリの名所を見ることができたのである。もちろん、そらは既に実在しない風景なので合成なのであるが、作り物であっても当時の状態を忠実に再現しているみたいだったので大いに満足している。劇中登場した光景を列記してみる。

・ガルニエのオペラ座とその広場
・サン・ラザール駅の構内
・サン・ラザール駅前広場(たぶん)
・パリ東駅の駅前(たぶん
・オルセー駅構内を見下ろす風景
・セーヌ川からみたオルセー駅)
・エッフェル塔とパリ万博(水の宮殿?)の遺構
・とある書物室(オペラ座内のものと酷似)

ちなみに、この映画の原題は「A VERY LONG ENGAGEMENT」その名の通り、ものすごく長い物語であった。何がともあれラスト2~3分におけるトトゥの名演技で私の涙腺はユルユルになってしまった。

関西の劇場での公開は今月の15日で終わりであるが、興味のある方はコチラまで。
http://long-eng.warnerbros.jp/