とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

『春風亭一之輔落語会』(9月16日山形市中央公民館ホール)

2018-09-16 18:00:05 | 落語
 春風亭一之輔さんの落語会に行ってきました。一之輔さんはテレビで見たことはあったのですが、生で聞くのは初めてです。演目は「真田小僧」「粗忽の釘」「柳田格之進」。

 「真田小僧」と「粗忽の釘」は滑稽噺。テンポがあるし、一之輔師匠の独特の工夫もあり笑いが絶えません。間のとり方も絶妙です。見事です。一方「柳田格之進」は品格のある人情噺です。若いのに品格のある侍と、人情味ある商人をうまく演じ分けています。こんなにすごい噺家がまだ40歳です。末恐ろしい落語家です。

 最近の生徒たちを見ていると、集中力は3分しかもちません。少し長い話をするとすぐに横をむいてしまいます。これでは文化はすたれてしまいます。しっかりと人の話を聞く子供を育てなければならないし、人が聞いてくれる話をする大人を育てなくてはなりません。今回の落語会も客席は年配の人が多かったのですが、ぜひ若い人に聞きに来てもらいたいと思います。
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