とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

Peter Hammill Lyrics Event (10/28 新宿)

2017-10-28 17:13:58 | 音楽
 ピーターハミルというベテランロックシンガーがいる。イギリス人であり、ソロでも活動しているし、ヴァンダーフラフというバンドも率いている。私のとても好きなシンガーだ。ピーターハミルはここ10年以上、毎年のように来日しており、毎年のように私も聞きに行っている。今年も来日した。今年はライブ以外に自身の歌詞について語るイベントも開催された。興味があったのでそれにも参加した。

 印象に残っている話は2つ。1つめは歌詞は自分自身の経験などから自身のストーリーとして作るけれども、それが完成し世に出た後は社会性を持ち、独り歩きし始める。だからもはや自分の手から離れた存在になるという話である。やはりそうだろうなと思った。だから同じ曲を歌っても、その時々で気持ちは全く違うものになる。そうピーターハミルのライブの醍醐味はそこにあるのだ。同じ曲でもまるで違う歌い方になる。

 2つめ。歌詞と普通の詩は違う。詩は1行でとどまることもできるが、歌詞は曲が始まってしまえば止めることができない。これは映画や演劇とも同じである。なるほど、だから歌詞にはドラマ性が含まれるわけだ。歌詞というのはひとつのジャンルとして独立してもいい。すばらいい表現ジャンルであると感じられた。
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