とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

書評『みかづき』(森絵都作)

2017-03-08 14:04:30 | 読書

戦後教育史であり、戦後社会史でもある。私自身の人生と重なる50年ほどの歴史の中で教育が大きく揺れ、その中で守られていたのは公教育の教員だけであり、真の教育を求めた戦っていた人は報われることがあまりなかった。文部省の言っていることも一理ある。しかし、一理しかない理屈でたくさんのまじめな教育者が振り回されてきたのだ。

教育を権力者ではなく、一般の人達の手に取り戻す必要がある。真の教育改革の必要性を突き付けられる作品だった。

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