とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「ザ・ポエット・スピークス - キンズバーグへのオマージュ」

2016-06-06 08:00:11 | ライブ・コンサート
 2016年6月4日(土)すみだトリフォニーホールで開催された上記イベントを見に行きました。出演者はアメリカの現代音楽の第一人者フィリップ・グラスとパティ・スミス。このふたりの共演ということで何をするのかわからないけれど、行かねばならないとチケットを買いました。

 イベントは次のように進みました

 1.テイジン・チョーギャルとジェシー・スミスのミニコンサート
    テイジン・チョーギャルというのはチベット人のシンガーソングライター。
    ジェシー・スミス はパティ・スミスの娘。
    ふたりで3曲を演奏しました。テイジンチョーギャルの歌はすごい。
 2.フィリップ・グラスのピアノをバックにパティ・スミスがキンズバーグの詩を朗読
    詩はもちろん英語ですが、村上春樹と柴田元幸が翻訳した訳詞が映像で紹介されます。
    フィリップ・グラスのピアノに載せてパティ・スミスが朗読し、言葉が押し寄せてきます。
    刺激的な時間が流れていきます。
 3.パティスミスのミニコンサート  
    パティ・スミスが歌、
    ジェシー・スミスがピアノ、
    レニー・ケイがアコースティック・ギター。
    3曲演奏しました。
    この編成だとパティ・スミスの歌の力がはっきりとわかります。
 4.フィリップ・グラスのピアノソロ
    フィリップ・グラスはアメリカの現代音楽を代表する人で、
    「浜辺のアインシュタイン」などの作曲者です。
    昔から好きな音楽家でした。
    このような形でこの年になってから間近に生演奏を聴くことができるなんて
    思ってもいませんでした。
 5.フィリップ・グラスのピアノをバックにパティ・スミスがキンズバーグの詩を朗読
    最後になるにしたがってパティ・スミスの朗読に力が入ってきます。
 6.出演者全員で「ピープル・ハブ・ザ・パワー」の演奏。
    会場中が盛り上がり、このイベントの素晴らしさをたたえていました。

 言葉の力を感じるとともに、声の力、演奏の力、人間の力をジワリジワリと感じさせるすばらしいイベントでした。この人間の力を信じれば戦争のない世の中も可能なのではないか、そのためにも自分も頑張らなければならないのではないか、そう感じさせるイベントでした。

 終了後、ここに参加できたことに感謝する気持ちで一杯になりました。
 
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