とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

1年前シリーズ「なぜ東京だけ」

2019-01-23 18:19:45 | どう思いますか
 1年前のブログを振り返る。今年は山形市は雪が少ない。しかし去年は雪が多かった。そんな中で書いた文章である。

 今日は私の住んでいる山形市でも雪がかなり積もっていた。そして道はツルツルだった。通勤時間もいつもの倍かかる。車の運転も緊張が続き、朝だけでとても疲れる。雪国以外の人は雪国は雪の生活に慣れていて、雪をそれほど苦にしないように思っているように感じられるが、そんなことはない。毎日毎日嫌なのだ。そして明日からは最強寒波がやってくるという。今から暗い気分だ。

 今日の朝のニュースは東京の雪の話題ばかりだ。確かに東京はあまり雪が降らないので雪になると混乱するのはわかる。しかし何年かに一度は起こることである。自然災害というほどのものではない。単なる自然現象である。それなのになぜこんなに大騒ぎをするのか。おそらく理屈ではおかしいと誰もがわかっている。しかしやっぱり大騒ぎをする。自分勝手であることがわかりながら自分勝手をやってしまう。強者のおごりである。

 日本という国はこういう構造になっているのだ。だから沖縄に負担をかけても平気でいるし、原発は地方に押しつけ、恩恵は都会人が得る。

 民主主義は多数決が原則だ。その多数を都会が得てしまった。人間勝ち組についたほうが楽に生きられる。都会の繁栄はこれからも続く。田舎にしがみつく人は馬鹿だと言わんばかりの国の構造がゆるぎないものになっていく。

 たかが雪ではあるが、そんな嫌な気持ちになるような朝のニュースだった。


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グルーバル社会の終焉と理想を語るのをやめた教育

2019-01-23 09:25:49 | 社会
 アメリカは最近まで「グローバル」とばかり言っていた。しかし最近はナショナリズムが強くなり、「グローバル」は後退した。

 「グローバル」とは全世界が裕福になり、平和になるという考え方である。これはリベラルな人にとって理想的な社会である。一方で愛国主義者にとっても、自国の製品を外国に売ることによって裕福になるわけだから、反対する必要もなかった。しかし「グローバル」が進み、実際に多くの国が裕福になり始めると、自国の製品はあまり売れず、逆に外国の製品が安く輸入され、自国の経済は悪くなることに気が付く。だから全世界の先進国の右傾化が始まっているのだ。

 もともと自国優先であった中国やロシアがどんどん力をつけていき、またかつての発展途上国が台頭してきている中で、かつての資本主義先進国が焦り始めている。その結果、トランプ政権が生まれ、安倍政権が支持され、イギリスがEUを離脱を決めたのである。

 リベラルは力を失い、負け組に追い込まれていく。理想を語っていた教育も、理想を語らなくなり、経済界のいいなりに成り下がろうとしている。つまり、教育は理想を語るのをやめ、国家の道具となる人材の輩出ばかりするようになる。今回の教育改革の本質はそこにあったのではないか。

 今、世界は絶望的な方向に向かっている。これを食い止めなめればいけない。
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