本日は桃の正しいむき方をレクチャーいたします。
福島に来てから数年経った頃に同期のC先生から教えていただきました。
C先生も福島出身ではありませんが、福島の方に教えていただいたんだそうです。
まずは桃の割れ目に沿ってグルリと一周包丁を入れます。
真ん中の種を感じながら、種にもちょっと傷をつけるくらいのつもりで、
しっかりと切れ目を入れておくことが大事です。
次の工程が一番重要なのですが、一人では写真を撮ることができませんでした。
言葉で説明していきますので、なんとか付いてきてください。
切れ目を入れた桃を両手でそうっと、でもしっかりと持ち、反対方向にねじっていきます。
2つにパカッと割りたいのです。
そのためには種から実を引きはがさなくてはなりません。
種と実ははがれるけれども、桃を握りつぶしてしまわないくらいの力加減が難しいです。
うまくいくとこうやって↓、片方に種が残り、片方からは種が外れて2つに分かれます。
熟し具合によってこんなふうに上手くいく場合と、
なかなか上手く種と実がはがれてくれなくてグシャグシャになってしまう場合があります。
あと熟しすぎている場合は、包丁で切れ目を入れているときに種ごと切れてしまったり、
ねじっているときに種が割れてしまったりして、こんなふうに↓両方に種がついていることがあります。
こうなってしまった場合はそれぞれ種をほじくり出せばいいのであとの作業は簡単です。
そうではなくて理想的なケース (種が片方に残る) の場合は、
種の周りにまた包丁を入れていきます。
この種はなかなか取りにくいので、できるだけ深く包丁を入れる必要があります。
特に上下の部分で種と実がくっついていますので、そこは入念に包丁を入れます。
そうしたら指、またはスプーンなどでこの種をほじくり出します。
種にはトゲっぽいものがついていてケガする危険もありますので気をつけてください。
種を取り出すことに成功しました。
この種は捨てる前にしゃぶりましょう。
ちょっと酸っぱいですがけっこう実がくっついています。
ここまでの作業をした人にのみ種をしゃぶる特権が与えられます。
あとはリンゴの皮をむくのと同じ要領です。
それぞれを半分ずつに切って、4等分にし、
リンゴのように皮をむいていきます。
そして、お皿に載せれば完成です。
まるでリンゴや梨と同じように、
あるいは桃の缶詰に入っている桃のように (缶詰の場合は2等分かな?)、
キレイに大きなピースで盛り付けることができました。
このむき方を習うまでは、先に皮を全部むいてしまって、
あとは種をよけるようにしながら包丁で切っていっていたので、
大小さまざまなピースができてしまい、兄弟で大きいピースの取り合いをしたりしたものでしたが、
このむき方を覚えれば家族円満です。
桃の季節もあと残りわずかですが、
来シーズンに向けて今年のうちにこのむき方をマスターしてみてください。
福島に来てから数年経った頃に同期のC先生から教えていただきました。
C先生も福島出身ではありませんが、福島の方に教えていただいたんだそうです。
まずは桃の割れ目に沿ってグルリと一周包丁を入れます。
真ん中の種を感じながら、種にもちょっと傷をつけるくらいのつもりで、
しっかりと切れ目を入れておくことが大事です。
次の工程が一番重要なのですが、一人では写真を撮ることができませんでした。
言葉で説明していきますので、なんとか付いてきてください。
切れ目を入れた桃を両手でそうっと、でもしっかりと持ち、反対方向にねじっていきます。
2つにパカッと割りたいのです。
そのためには種から実を引きはがさなくてはなりません。
種と実ははがれるけれども、桃を握りつぶしてしまわないくらいの力加減が難しいです。
うまくいくとこうやって↓、片方に種が残り、片方からは種が外れて2つに分かれます。
熟し具合によってこんなふうに上手くいく場合と、
なかなか上手く種と実がはがれてくれなくてグシャグシャになってしまう場合があります。
あと熟しすぎている場合は、包丁で切れ目を入れているときに種ごと切れてしまったり、
ねじっているときに種が割れてしまったりして、こんなふうに↓両方に種がついていることがあります。
こうなってしまった場合はそれぞれ種をほじくり出せばいいのであとの作業は簡単です。
そうではなくて理想的なケース (種が片方に残る) の場合は、
種の周りにまた包丁を入れていきます。
この種はなかなか取りにくいので、できるだけ深く包丁を入れる必要があります。
特に上下の部分で種と実がくっついていますので、そこは入念に包丁を入れます。
そうしたら指、またはスプーンなどでこの種をほじくり出します。
種にはトゲっぽいものがついていてケガする危険もありますので気をつけてください。
種を取り出すことに成功しました。
この種は捨てる前にしゃぶりましょう。
ちょっと酸っぱいですがけっこう実がくっついています。
ここまでの作業をした人にのみ種をしゃぶる特権が与えられます。
あとはリンゴの皮をむくのと同じ要領です。
それぞれを半分ずつに切って、4等分にし、
リンゴのように皮をむいていきます。
そして、お皿に載せれば完成です。
まるでリンゴや梨と同じように、
あるいは桃の缶詰に入っている桃のように (缶詰の場合は2等分かな?)、
キレイに大きなピースで盛り付けることができました。
このむき方を習うまでは、先に皮を全部むいてしまって、
あとは種をよけるようにしながら包丁で切っていっていたので、
大小さまざまなピースができてしまい、兄弟で大きいピースの取り合いをしたりしたものでしたが、
このむき方を覚えれば家族円満です。
桃の季節もあと残りわずかですが、
来シーズンに向けて今年のうちにこのむき方をマスターしてみてください。
上手く剥けたようで一安心です。
ただし一度上手くいっても、桃の状態次第で失敗してしまうこともありますので、
今後も油断は禁物です。
でもこのやり方を覚えると、桃を剥くためだけにでも桃を買いたくなってしまうと思います。
カントは、ワインを水で薄めて砂糖を加えたものを口にして、
”Es ist gut.”(エス・イスト・グート)と言ったのが最期の言葉でした。
英語にすると ”It is good.” ですので、たんに 「美味しい」 と訳せばいいのでしょうが、
カント研究者はこれを 「よろしい」 と訳して、
人生すべてに対する肯定の言葉を残してカントは世を去ったのだと解釈しています。
これに倣って私も最期はワインを飲み (できればモンラッシェ?)、
「素晴らしい!」 と千石さん (『王様のレストラン』) ぽく呟いて死にたいなと思っていますが、
食べ物のことまでは考えていませんでした。
何が食べたいか考えておきます。
やったやったやったー!
こんなにすっきり綺麗に剥けて、余すところなく大好物の桃をぞんぶんに味わえる方法がわかって、これからの人生ますます豊かになる感じです!ありがとうございます!
ちなみに、私が死ぬ前に最後に口にしたい食べ物は「アボカドにわさび醤油」なんですが、このアボカドの最高にもったいなくない食べ方も、同じように半分に割って、種をスプーンなどでえぐり取って、皮は向かずに種の穴に醤油などを入れて食べます♪
まさおさまは人生の最後に食べたい好物はなんですか?
今年も美味しく実りました。
写真に写っている桃も福島の桃です。
お中元にみんなに送っている桃を自宅用にも届けてもらっているのですが、絶品でした。
桃をねじるところが一番難しいです。
たぶん一発で成功はしないかもしれませんが、あきらめずに練習してみてください。
P.S.
ところで今自分のブログ写真を見ていて気づいたんですが、
うちのまな板って相当黒ずんでいますね。
カビでしょうか。
キッチンハイターで漂白しないといけませんね。
この「目からうろこ!」な方法で明朝剥いてみます。
ポイントは力加減ですね?頑張ります(笑)