本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

営業からP/L : その後@24

2006-02-18 00:00:00 | その後
起業家を続々と輩出するリクルート式仕事術

ぱる出版

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written at 2006.3.2

ようやくといっていいか、やった精神的に落ち着いてきた。2月17日にリクルートでの4月からの配属先が決まった。
岡山だ。
愛媛県の松山ではない。
愛する大切な人がいて、大学時代に大切なことをたくさん教えてくれて、何回か転校をしていてようやく自分が地元と感じられるような場所であった、松山でないということに最初はかなりショックだった・・・
18日から、28日まで返事を、最終的に岡山に行くかということの返事を待ってもらっていた。
辛かった。
離別、大学生活を始めた当初の離別による悲しみというものが思い出された。
大学当初の香川への思いと違い、よりそれが濃く深いものだけにショックだった。
結論を28日の朝にようやくだし、やっと精神的に安定が持てた。

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さてさて、近況報告を得たところで久しぶりにブックレビューを。
この本はまさに、リクルートの人々がどのような仕事術をすることで、企業化を輩出し続けるような文化を形づくっていけているかということを語ったもの。著者がリクルート出身の人ではないということもあり、類書に比べて多少迫力観には欠けるが、他の視点からの分析は面白い。

まずは、リクルートの営業は、実際は営業というより、「調査、ヒアリング、企画」といった色が濃いとのこと。
それは、まず業界の動向、問題点の把握、クライアントの事業内容の把握、企業自身の問題意識、ニーズの把握を行うこと。
これらのことにより、企業も求める人材の規定を行った上で営業がスタートすることではじまることにも象徴されている。

次に、リクルート特有の企業化輩出文化を形づくるリクルートの自営業力育成の施策として以下のようなことを著者は挙げている。

1.眼の前の小さな仕事でも自分で考えて行動する習慣を
2.相手から上手に情報を聞きだす能力
3.営業は物を売ることではない
→自分を売り込むことの活動すべて
4.営業では、顧客を調べつくせ
→顧客の問題意識を徹底的に聞く
 顧客の知らない問題を観察し考える
⇒自分がその会社の経営者ならどうするかという視点を持て
5.時代の中でなにが変化しているのかを常に観察し続けよ
6.プロッフィット&ロス(損益)に強くなれ
7.人と直接会うことで、情緒的な部分でもコミュニケーションスキルを磨け
8.「どうしたいか」を自分自身に問え
9.自分のために仕事をするという視点を持て
というようなことだ。
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