本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

「こんなこところにも精神論」違いを生む違い"Good to Great":松山情報発見庫#77

2005-02-09 23:54:31 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『ビジョナリー・カンパニー②飛躍の法則』,ジェームズ・C・コリンズ

「この本は偉大な業績をあげた企業に共通する他企業との違いの法則」
を本気で書いた本です。
偉大な業績を上げるにはまず、「第五水準のリーダー」は前提です。
「第五水準のリーダー」とは?
「個人としての謙虚さと、職業人としての意志の強さ」を併せ持つというもの。
いわば精神論です。
でもこの本莫大なデータと調査を元にまじめに5年間もかけて作られた本なんです!
科学的ということです!
科学的に行った調査から導き出された偉大な企業の法則その①がこれなんです。

次には、「ハリネズミ」です。
なんじゃそりゃですよね?
偉大な企業に共通することがハリネズミ的かということなんです。
あれこれと、色々な事業に手を出すというよりは
「情熱を持って取り込めるもの」
「自社が世界一になれるもの」
「経済的原動力になるもの」
の3つの円が重なる部分をひたすら追求しているかどうかということです。

他にもこの本は、具体的に偉大な企業に共通することを詳しく述べてくれています。
そして実際にそれを実行することで偉大な企業になれるというコンセプトの本です。
ただ企業という組織に対してだけではなく、一人の個人としての人間の成長ということにも十分応用しうるすばらしい内容だと思いました。

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p.s.
ちなみに、この本はおとつい行った船井総研の会社説明会で小山政彦社長がおすすめになられていた本です。
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