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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

 看護師が驚いた。  「何に対しても無気力だった患者が作品を見た」と。

2023-01-15 01:26:57 | 日記
 中日新聞の「この人」という欄に「パーキンソン病発症25年『今』を精いっぱい生きる」というタイトルで久保田蓉子さん(64)を紹介されていました。




 脳内の神経伝達物質ドーバミンが不足し、体が動かなくなるパーキンソン病。

 四十歳前で発症し「若年性」と診断された。

 滋賀県長浜市に暮らし、小学校に教師として勤めて三人の子を育てていた。

 ある朝、右手の指がしびれていた。

 病院を回るが、「異常なし」。

 腕に力が入らなくなり、板書もつらくなった。

 病院を移り、ようやく診断を得た。

 薬で楽になったが、それは自分が難病を患っている証でもあった。

 実際、薬の効果は徐々に薄れていった。

 なぜ自分が・・・との問いを重ね、たどり着いた。

 「嘆いても仕方ない。薬で動かせる『今』を大切に、精いっぱい生きる」

 薬が効いている時は病床でも手は動かせる。

 細い線は引けないが、毛筆なら文字を書けた。

 闘病の苦しみの中にもささやかな喜びがある。

 手作りの小物に励ましの言葉を添え院内に展示した。

 看護師が驚いた。

 「何に対しても無気力だった患者が作品を見た」と。

 寝たきりの女性は夫が持ち込んだ作品に見入り、涙を流したという。

 今年で闘病二十五年目。

 「人を思い、和ませ、役に立てた時は体調がいい。その喜びが私のドーパミンです」

 (担当 三浦耕喜)

 以上です。


 世の中 立派な人がいるんですね。
 
>手作りの小物に励ましの言葉を添え院内に展示した。
 看護師が驚いた。
 「何に対しても無気力だった患者が作品を見た」と。
 寝たきりの女性は夫が持ち込んだ作品に見入り、涙を流したという。 

 体が動かない女性の作品が、同じような境遇の方の励ましになっているんでしょうね。 

 この方の作品を知りたくてネットで検索しますと、詩集を出されていました。

 ところが絶版になっていて、中古の詩集しかありません。

 それでもいいのですが、なんと三万円近くもしましたので諦めました。

 また文庫本などで、再出版されればいいなあと思いました。









避暑地の恋