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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

人体に不要なものなんてないんです!

2017-02-11 04:52:08 | 日記
私が小学生の時、昭和32、3年頃ですかね。
町内で盲腸が大流行りでした。
あそこの誰々が盲腸で入院して手術したとか、近所の誰々が盲腸を切ったとか、
とうとう私の弟も盲腸で入院して虫垂をとりました。

 ひょっとして、虫垂を取らなくてもいい患者がいたかもしれません。(苦笑)
虫垂は過去の遺物で必要ないと教えられていましたが、
ネットで下記の記事が載っていました。



盲腸の手術で不要と切除されてきた虫垂、実は進化した器官で役立っているらしい
人体に不要なものなんてないんです!

進化の世界において、虫垂ほど科学者たちを悩ませてきた器官はないそうです。
かの有名なチャールズ・ダーウィンは、昔、霊長類が樹上生活をしていたころ、
木の葉を食べて消化するために使われていた器官だと主張。
不要になってから、ずいぶんと長い歴史を経てきたものの、いまだに人体に虫垂として残り続けていると説かれもしてきました。

ところが、このほど電子ジャーナルの「Comptes Rendus Palevol」に発表された論文によれば、
虫垂は進化に逆行するどころか、身体に必要なものとして進化を遂げてきた重要な器官だと説明されています。
虫垂なんて不要と盲腸の手術で切除してしまうと、かえって人体にはダメージがおよぶとも指摘されていますよ。

同論文の発表のもととなる研究には、欧米各国および南アフリカの大学の研究者たちが参加。
世界各地で533の哺乳類を調べ、虫垂の働きを調査しました。
虫垂をもたない哺乳類も少なくはないものの、1つの種のなかに虫垂を有する個体が出ると、
種の繁栄に伴って虫垂が消えることは殆どないことが判明したそうです。

また、虫垂を有する哺乳類と虫垂をもたない哺乳類を比較してみると、
虫垂を有する哺乳動物のほうが、盲腸内にリンパ組織による高い免疫系が整っていることが明らかだったそう。
虫垂のリンパ組織は、特定の良性バクテリアの成長を活性化させ、腸内細菌の培養に役立っていると説明されています。

免疫を高めるうえで、虫垂が重要な役割を果たしているということは、
盲腸の手術なんかで切除してしまったらいけないのでしょうか?
通常の生活に支障をきたすことはないそうですが、
今回の発表論文では、虫垂切除後に若干の免疫力低下は避けられないと警告されていますよ。
病気の快復に、少しですが周囲より時間がかかるといった傾向も観察されているんだとか。
虫垂の役割と盲腸の手術における扱いが、見直されることになりそうですよね…。


 以上です。


 えらいことになりました。
今まで虫垂は過去の遺物で必要ない!と言われてきましたが、
虫垂を取ってしまうと若干の免疫力低下は避けられないとのことです。
虫垂炎で取らないと危なかった人は止む得ませんが、
ひょっとしたら取らなくても炎症が治まった方もいらっしゃったのではと思いました。




=いつでも夢を=橋幸夫 吉永小百合