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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

日本の未来は暗い?

2010-02-09 09:11:00 | 日記
昨日の中日新聞夕刊の連載コラム「思うままに」に真崎大将について書かれていた。

この連載は、私の尊敬する哲学者の梅原猛先生が書かれているコラムです。

梅原先生は最近現代史を読み始められているとのことで、原秀雄、澤地久枝、匂坂哲郎氏の編集による「検察秘録二・二六事件」を読まれたとのことです。

この膨大な記録資料のなかで私がいちばん興味をもったのは真崎甚三郎大将関係の裁判記録である。
真崎大将は荒木貞夫大将とともに皇道派の領袖であった。

青年将校たちが二・二六事件を起こしたのは、真崎大将らに扇動されたためではないかという疑いが強いにもかかわらず、青年将校たちが反乱軍として処刑された後、真崎も軍法会議に付せられると、彼は、青年将校たちとはほとんど交わりがなく、青年将校を扇動したなどということはまったくないとぬけぬけと語った。

この公判は七回にわたって行われ、真崎は証拠を突きつけられて少しずつ供述を始めたものの、自己弁明に終始した。

真崎への論告求刑は明らかに無期懲役にも相当する重刑であると思わざるを得ないが、判決で無罪となった。

真崎大将が犯罪者となれば軍の不名誉になるからであろう。

この真崎大将関係の裁判記録を読み、私は、青年将校から神の如く尊敬された真崎大将が結局は名誉欲、権力欲の塊にすぎない人間であったことに呆れ返らざるを得なかった。


現在の政界の実力者のなかにも真崎のような人間がいるかもしれない。

私は、渦中の人物である「剛腕政治家」の像がこの真崎の像と重なって見えてしまうのをどうすることもできなかった。

簡略して書きましたが、このようなコラムでした。

よくここまで書いたものを載せたものだと感心しました。
ここで書かれている「剛腕政治家」が梅原先生の推測通りに真崎大将のような恥知らずの人物だとしたら、日本の未来は明るくないと思う。

散歩途中での出来事。

2010-02-09 07:29:00 | 日記
一昨日の夕方 家内と散歩していて、工場横の路地裏を通った時、若い男女が向い合ってキスしようとしているではありませんか。

高校生かな?と思える年齢ですが、大学生かな?

女の子は化粧を少ししていましたが、可愛い感じの女の子でした。

私は向かい合っている女の子の顔を見ないように真っ直ぐ正面を見て歩きました。

男の子は後ろ向きにいたので私達に気づかず、女の子も彼の顔を見ていたようなので気づかなかったようです。

二人の自転車が、近くにポツンと置いてありました。もちろんママチャリじゃなくて、スポーツ・タイプの自転車です。

まるで青春映画の一コマを見ているようでした。

私一人がビックリしただけです。家内は眼鏡をかけていなかったので、分からなかったとのことでした。

私は家内に「もう少し暗くなってからすればいいのに。
今からそんな幸せな時を過していると、大人になってから良くない生活が待っているぞ~!」と、訳の分からない言葉を発しました。

私の青春時代は散々でしたので、若いうちから幸せなカップルを見ると、つい今あまり幸せだと未来はいいことないよと言ってしまいます。

うらやましい!