がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

経団連会長、首相の手法を強く批判 「パフォーマンスにほかならない」

2011年05月11日 | Weblog
2011年05月09日 23時04分28秒

URL http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110509/biz11050918050031-n1.htm  



「日本経団連の米倉弘昌会長は9日の会見で、菅直人首相が中部電力浜岡原発の全原子炉停止を要請したことについて「唐突感が否めない。自分の意見を発表してから中電に説明するという手順は政治的パフォーマンスにほかならない」と厳しく批判した。

 米倉会長は「原発を停止するかどうかは中電の判断だが、中電は首相要請ではなく命令だと思っているのではないか」と指摘。「本来は原子力安全・保安院と知見やリスクについて科学的に検討したうえで論議して決定すべきもの」と述べたうえで、「原発に対する一連の政府の対応は極めて拙劣だ」と切って捨てた。」



確かにパフォーマンスの要素はあるけど、政治にはパフォーマンスも必要だから、そこはしょうがない。



そうやって政府を批判する前に米倉経団連にはよくよく考えてもらいたいんだけど、原子力安全・保安院や中電をはじめとした電力会社が科学的に検討し、安全だとした原発が制御できなくて、福島の人達は故郷を捨てさせられ、風評被害に苦しめられているのだということ。そして、それはとりもなおさず、経団連加盟企業及びそれら企業の役員・社員が自民党本部及び自民党議員に献金をし、政府・与党と一体となって進めてきたエネルギー政策に由来するものであり、その点についての真摯な反省なしに、何をほざいた所で、経団連加盟企業と利害関係のある者以外は決して説得されないということを。



米倉経団連会長はメーカーのトップだから、PL法制定過程で無理矢理ねじ込んだ開発危険の抗弁が今回の原発事故にも通じると思っているのかもしれないけど、それは大きな勘違い。そんなものは国民には通用しない。なぜなら、政治家が負っているのは国民に対する結果責任だから。



米倉経団連会長は政治家じゃないから、結果責任を負う必要はないと思うけど、だったら、政治に首は突っ込むなと言いたい。首突っ込んで色々言いたいなら、その持論を福島の避難生活を強いられている人達に説いて回ったらいい。



そんな机上の空論通用しないよ。政治家を簡単に馬鹿にするけど、そんなに甘いものじゃない。そんなことないと言うなら、政治家になって、自分の理屈(=中電が原子力安全・保安院と知見やリスクについて科学的に検討したうえで論議して決定するという理屈)を実現させてみたらいい。



検討している間に地震が起きて浜岡原発で事故が起きたらどうするの?その時も開発危険の抗弁使って責任はなかったって言うの?そんなの通用するの?経団連内部では通用するかもしれないけど、世間では通用しないよ。


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