がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

掛金は全額所得控除で、税金がお得

2007年10月13日 | Weblog
2007年10月13日記載

タイトルの言葉は犯罪者集団である厚生労働省・社会保険庁が国民年金基金のキャンペーンに使っている文句である。 極めて不適切である。

誰かが税金を免れたとすれば、誰かがその穴埋めをしなければならない。税金を免除されることが、さもお得な行為であるかのように喧伝することは、政府の一員がやることではない。

言うまでもなく、国民生活は税金が納められることによってはじめて成り立つ。国税庁で厳しく税金を取り立てながら、もう一方で「税金がお得ですよ」と国民年金基金への加入を勧誘することは、政府として完全な自己矛盾である。



日本では、税金を免除されることが良いことであるかのように思われているきらいがある。誤った認識である。

罪悪感を感じるのが真っ当な神経の持ち主である。

繰り返しになるが、自らが納税を免れた分は他の誰かが穴埋めをしている。自分だけおいしい思いをして悦に入っているのは卑しい精神の持ち主であることの証左である。



財団法人・社団法人・宗教法人といった、納税について優遇されている組織およびその構成員には上記の点を深く認識してもらいたい。

こういうことを言うと、宗教法人の人間は、「私達は営利を目的にしない精神的に尊い行為をしているのだから、営利法人である会社と同じに考えないでもらいたい。」と言ったりする。

その営利法人が納めた税金、自営業者が納めた税金で成り立っているのが社会である。子供のためにと昼夜を問わず汗水垂らして働いている会社員・自営業者の労働は、信仰に勝るとも劣らない尊い行為である。

税を免除されて当然と考えている人間・団体は、会社員・自営業者の尊い労働の上に成り立つ社会にただ乗りしようとする卑劣な行為をしていると考えなければならない。

「労働によらない対価は悪である。」(ジョン・ロック)

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