がん(骨肉腫)闘病記

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国土交通省の罪~その3~北海道開発局:落札率100%が3件 05~07年度の農業関連工事入札

2008年05月29日 | Weblog
2008年05月29日 21時54分記載

毎日jp配信記事 参照URL http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20080517hog00m040005000c.html

「北海道開発局が発注した農業土木工事をめぐる官製談合事件に関連し、開発局が05~07年度に実施した農業関連工事の入札のうち、予定価格(発注側が設定する落札上限額)に占める落札価格の割合「落札率」が100%だった工事が3件あったことが毎日新聞の調べで分かった。事前に公表しない予定価格と落札価格が完全に一致するのは極めて不自然。落札率が90%を超えた入札も全体の9割以上に達し、事前に受注企業や落札価格を調整する談合が恒常的に繰り返されていたことを疑わせる。

 開発局が3年間に実施した農業関連工事の入札は計834件。このうち約5%にあたる42件は落札率が99%以上だった。落札率が90%を超えた入札は全体の91%に当たる762件。平均落札率も95%に達した。

 落札率が100%だったのは▽05年10月に札幌開発建設部が発注した空知管内の排水路工事▽同8月の稚内開建の職員宿舎外壁工事▽同10月の釧路開建の電気設備工事--の3件。札幌開建の入札には10社が参加。1回目の入札ですべての業者が予定価格の736万円より高い金額で応札したため2回目の入札を行い、砂川市の建設会社が予定価格と同額で落札した。

 開発局は「入札前に部材の単価などを示しており、見積もり用ソフトなどを使えば予定価格に近づくことはある。落札率が高いから談合とは一概に言えない」としている。

 これに対し全国市民オンブズマン連絡会議の新海聡事務局長は「落札率90%以上は談合の疑いが高く、談合まみれではないか。公共工事が減る中で、業者側は生き残りを図り、行政側は天下り先を確保しようとするため、官製談合がなくならない。経済構造の転換が必要だ」と指摘する。

 同会議によると、全国の都道府県が06年度に発注した予定価格が1億円以上の大型工事の平均落札率は83・5%。最高は北海道の94・4%で、最低は長野県の73・2%だった。【大谷津統一、坂井友子】」



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