がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

頂いたコメントについて8

2007年08月16日 | Weblog
2007年02月28日記載

頂いたコメントについて言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「はじめまして

通りすがりのものですが、私も骨肉腫で闘病していたことがあります。
私が闘病していた頃(15年前くらい)は、通称ウィークリーメソと呼ばれる、毎週一回、一ヶ月間、メソを打ち続けるという薬物療法がありました。
今思えば、よく耐えられたものです。」

このコメントをくださった方は実は以前に1度コメントをくださっている。(ご本人はご存知だと思うが。)ただ、その内容がインパクトの強いものだったので公開は差し控えさせて頂いた。私はきちんと読ませて頂いているのでご了承願いたい。

コメントをくださった方が言うようにメソトレキセートは1週間くらい間隔を置いて投与していく。医師はこれを「ポン、ポン、ポンと打っていく。」と言ったりする。

メソトレキセートは代謝拮抗剤である。代謝拮抗剤は細胞増殖の際に生成される代謝物に似た分子構造をもつものを紛れ込ませ、細胞分裂を阻害することを意図している。いわば偽パーツを細胞内に紛れ込ませるのである。

実は、というほどではないが、私はメソトレキセートの投与を受けていない。骨肉腫の患者としては珍しいのではないだろうか。理由はいくつかある。

まず、他の抗がん剤が良く効いたため、メソトレキセートを投与しようとしていた時点では既にがん細胞がないのではないかと自身で推測していたこと。

次に、メソトレキセートは腎臓にかなり負担をかけるためである。腎臓を痛めてしまうとその後の生活がひどく不便なものとなってしまう。下手をすると透析生活を送ることになるかもしれない。がんは治ったけど一生人工透析というのは果たして幸せなのかと思ったのである。

最後に、このブログでも再三述べているが、あまり効かないのではと思っていたからである。

以上のことから私はメソトレキセートの投与を拒否した。それが正しい選択だったのかは明日の検診も含め、あと数回の検診で転移が出るか否かによって結論が出る。


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