がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

爪切り無罪、刑事補償を請求…拘束102日

2011年01月02日 | Weblog
2010年12月29日 14時04分31秒

URL http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101229-OYT1T00174.htm



「入院患者の爪の処置を巡って傷害罪に問われ、福岡高裁で逆転無罪が確定した北九州八幡東病院(北九州市)の元看護課長・上田里美さん(44)が、身柄拘束されていた102日間に対する刑事補償として、約127万円を同高裁に請求していたことがわかった。

 上田さんの弁護団によると、請求は今月7日付。

 刑事補償法は、無罪が確定した場合、元被告の拘束日数に応じて1日当たり1000~1万2500円を補償すると定めている。

 上田さん側は、「長期間の身柄拘束で受けた経済的、精神的損失は大きく、最高額での補償が相当」と主張、2007年7月2日に傷害容疑で逮捕されてから、1審・福岡地裁小倉支部での初公判後の同年10月11日に保釈されるまでの102日間の補償として、1日あたり1万2500円、計127万5000円を請求した。

 上田さんは09年3月の1審判決で、「爪を切った行為はケアではなく、傷害にあたる」などとして懲役6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、福岡高裁に控訴。高裁は今年9月、「正当な看護行為であり、傷害罪は成立しない。捜査段階の自白は捜査官による誘導の疑いが残る」として逆転無罪を言い渡し、確定した。

(2010年12月29日11時25分 読売新聞)」

この金は、起訴後の勾留を請求した検察官と、令状を発布した裁判官に払ってもらいたいよね。起訴後も勾留し続ける理由はあったのかね。逃亡の虞も罪証隠滅の虞もなかったような気がするけど。こういう時こそ読売は、刑事訴訟規則を持ち出して、検察庁・裁判所を批判するべきだけど、しないんだよな。海保の職員はかばうけど。


人質司法を見直さないと、刑事補償や国家賠償で無駄な税金が使われるだけなんだけど。見直そうという機運は全く盛り上がらないよね。どうしたことかね。

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