新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

英語の嫌らしさ

2008-02-26 08:04:57 | 指定なし
今朝の産経に面白い記事があった。それかの三浦和義関連でサイパンでの法廷での遣り取りだった。裁判官の質問に答えて、彼は妻が3万?の収入があるが自分にはないと言い、裁判官が念を押すように「それでは貴方は収入がない」と尋ねた。
彼は「Yes」と言ったと記事にある。これは不味いだろう。これでは収入があることになってしまうから。
ここに至るまでに通訳に問題があり、三浦は「僕自身何が進行し低いるか解らない」と訴えていたともある。通訳が交替したともある
そこで問題にしたいのは「イエス」だけではない。通訳がこの「Yes」を何と訳したのか、それともそのままにしたかである。まさか"Yes, I don't have any income."とは訳さなかっただろう?途切れ途切れに聞こえた通訳の声は女性だったが、通訳は勝手に誰かが言ったことが誤りであったからといって、訂正して良いとは思わない。
実は、産経にはここから先の審議は掲載されていない。だから、裁判官が矛盾を追及したかどうかは解らない。さて、真相は?
この英語における「イエス」と「ノー」の概念は日本語とは異なっている。いわば反対である。そこには屡々誤りが起きる原因がある。その例を数多く見聞きしてきた。彼らがそこをついてくることはないが、例えば「買う気がないこと」を確認しようとして"You are not going to buy this?"等と言われると、割合素直に(?)"Yes."と答えてしまうものだ。ここで混乱が生ずるのであるが。

別件だが某局でルー大柴だかの妙な英語風の言葉を入れた話し方を取り上げていた。そのこと自体はどうでも良いのだが、彼は「鳥肌が立つ」と言いたくて一瞬考え込んで「チキン・スキン」と言った。すなわち「鳥」=「鶏」で、チキンにしたのだろう。実は、私は未だ嘗て「鳥肌が立つ」を英語にする局面に遭ったことがなくて、何というかも知らなかった。そこで辞書を引いた。それは"gooseflesh"だった。鶏ではなくガチョウだったのである。しかも"flesh"と聞くと先ず思い浮かぶのは「肉」であるが、「肌」や「皮膚」の意味もある。ルー大柴のお陰で思いがけない勉強が出来た。

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