新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

私は執念深いのだ

2020-04-02 08:37:00 | コラム
尾身茂副座長に告げる「カタカナ語を使うのを止めろ」と:

昨1日だったかの専門家会議は非常に重要だったのだろう。医療崩壊の危険性が高まったという警告も分かる。だが、私は尾身茂副座長が相変わらず「オーバーシュート」だの「ロックダウン」だのと必然性がない英語擬きのカタカナ語を使い続けていることを非難し、何としても止めなさいと告げたいのだ。私が既に何度も述べたように、必然性の有無を除いてもお使いになっているカタカナ語は本来の英語の意味とは違っているのだから。いや、間違っているのだから。

そこで、今回は「オーバーシュート」(=overshoot)の本当の使い方をあらためて述べておこう。これまでも引用してきたアメリカの知性高き女性の解説は下記のようになっていた。

>引用開始
overshoot”とは、ある一定の目標がある事を示している。「オーバーシュート」はその目標値を通り過ぎるか、超えてしまうことを意味する。私にはその副座長さんは何らかの新型コロナウイルスの感染者の数を想定しておられ、感染者の数がそれを超えた場合を「オーバーシュート」と言われたので、その際には人々に「家から出ないで、健康を維持して」と言いたかったのではないか。
<引用終わる

この何処に「感染者の爆発的増加」という意味があるか。尾身茂副座長の使い方は「誤解」か「こじつけ」に過ぎないのだ。これまでにも引用したが、Oxfordには“to go further than the place you intended to stop or turn”とあり、次に“to do more or to spend more money than you originally planned”とあって、何処にも尾身茂副座長が言いたい意味はない。ジーニアス英和辞典には「場所をうっかり通り越す、予算を使いすぎる、不注意による通過」としか出ていない。これが何故「爆発的患者急増」になるのか、是非ともお教え願いたいものだ。

私が声を大にして言いたいのは「この重大な時期に何が悲しくて意味不明のカタカナ語を偉そうに使うのか。小池都知事も何で嬉々として真似るのか」である。まさか「オーバーにシュートしたのだから爆発的だ」と解釈したのか。「英和や英々の辞書くらい発言の前にご覧にならなかったのか」と、本当におかしいと思っている。知らない人は“overshoot”や“lockdown”の本当に意味を誤解していると思うよ。マスコミも躊躇なく真似るのも不可解だ。