新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

カタカナ表記と英語を考える

2014-06-03 16:06:43 | コラム
何でこうなったのかな?:

カオス → chaos:
解説)これも不自然な"a"の読み方というか発音の例である。何とかカタカナ表記をすれば「ケイアス」か「ケイァス」辺りだろう。外国人と語り合う時に、といってもこんな単語が出てくるような話題になれば大したものだと思うが、カオスで解って貰えることもあるかも知れない。だが、何処の誰がこんなおかしな表記をしようと決めたのだろうか。実は、昨日こういう題名の古い映画を見たのだった。

余計なお世話だが、"casual"を「カジュアル」としてしまったのを思い出す。あれは「キャジュアル」だろうよ。"cat"も「カット」ではあるまい。

ポップコーン → popcorn:解説)
元はと言えば "popped corn"だったという解説もある。"pop"とは「ポンとはじける、または鳴る」という意味の動詞だから、"popped"とする方が文法的には正しい気がするが、ご本家のアメリカで "popcorn"としてしまったのでは仕方があるまい。なお、発音をカタカナ書きしてみれば「パップコーン」か「パァップコーン」が実際に近いかも知れない。

余談だが、目下原宿では新規開店(オープンではないよ)したこの「パップコーン」の店では行列が出来る人気だと報じられていた。先ほど、YM氏と語り合ったのだが、彼がアメリカで食べた経験皆無、当方は上司と同僚と野球を見に行った際に買い与えられて食べたことが1~2度あったが、自分で投資してまで食べることはしなかった。

close → 閉店:解説)
私は屡々その日には既に終了してしまった料理店などで "Close"という札を下げているのを見る。その札もその店で作ったものではなく既製品のようである。「営業中」は "Open"か "Yes, we are open" といったようなものを見かける。思うに「営業中は現在形だから、閉めましたも "Close"で良い」と判断したのだろう。もう閉めてしまったのだから過去形で "Closed"とした方が良くはないか。でも、何で英語で表記せねばならないのか。

「もし、外国人のお客様が見えた時に困るって」か。それならば、いっそ "No. We are closed." とでもすればどうかな。

何れにせよ、我が国の英語教育の成果は余りはかばかしく上がっていない気がするのが残念だ。何、TOEICにはそういう問題は出ないから関係ないって。