新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11人いても10人の相手と引き分け

2014-06-21 15:58:43 | コラム
1人足りないギリシャと引き分けとは情けない:

我が代表のこの不甲斐ない引き分けで、1951~54年までの4年間にノンビリとサッカーをして過ごした関東大学リーグ4部の頃を思い出さされた。今は関東の大学リーグは組織が変わって2部までしかないようになっていると思うが、当時は確かこの最後の部にも8校が所属していた。ほとんどの大学は高校でのサッカー経験者が数名しかおらず、中には高校の頃からの顔見知りもいたが、失礼を顧みずに言えば経験者に素人が参加して懸命にサッカーを楽しんでいたかの感が深かった。

ここでは4年間に何度か経験したことは、来るべき審判が何時まで待っても現れずに、先に試合が終わった大学から誰かが居残って笛を吹いた長閑なリーグ戦だった辺りだ。私も止むを得ずに1~2試合主審を務めたが、どういう連絡体制が整っていたか知らないままに、翌週辺りに審判料を頂けた記憶もあった。何と有り難いアルバイトだった。

今回思い出したことは、当時の我が大学にも未経験者が数人いたものだった。そして、時にはチャンと連絡してあったにも拘わらず、試合当日に11人集まらないことが何度もあった。当時は確か員数不足で公式戦がなりたると思い込んでいたのか、審判員は試合開始を宣言したものだった。ある年には我が大学では、11人揃った試合が全敗で、10人か9人では負けなかったことすらあった。

それをあの対ギリシャ戦の引き分けで思い出したのだった。誤解されないように申し上げておくと、人数が少ないから必死に守って数少ないチャンスをものにして勝った訳ではなかったのだ。あれから55年以上も経ったから時効だと思って回顧すれば、当時の司令塔役だった私の視界にはボールを持った瞬間には何処に誰がいるかが入ってくるので、その誰かが未経験者であっても「そこにパスを出せば何とかしてくれるだろう」と、つい閃いてパスを出してしまい、かえって敵に奪われてチャンスを失う結果に終わるのだった。

しかし、人数不足の場合にそういう者が不在なことが多く、安心してパスを出せる少数精鋭だけで試合を進行出来たのだった。「自分だけが上手いような偉そうなことを言うな」と批判されそうだが、これこそが紛う方なき事実だったのだ。いや、人数不足だといいう意識があれば、未経験者も奮起してくれてゲームの組み立てに手を貸してくれたのだった。

当時のことは今となってはうろ覚えだが、4部まであって各部に8大学が所属していたのだったと思う。ならば全関東で32大学にしかサッカー部がなかったことになってしまう。その通りだったとすれば、現在のサッカーの普及を思えばまさに隔世の感がある。しかも、ゥワールドカップにも5回も連続して出場する世界の上位50ヶ国に以内に入っているのだ。折角此処まで来たのだから、最後のコロンビア戦は何とかして貰いたいものだ。

インターネットのニュースでは協会の原専務理事がザケローニ監督と急遽会談するとしたとか。手遅れではないかな。

河野談話は「謝罪の表現」?

2014-06-21 13:33:31 | コラム
アメリカ政府は河野談話を謝罪の表現と捉えていたのか?

21日の13時前、何気なく聞いていたNHKの「BSニュース」では、アメリカ国務省が「河野談話継承を支持」と出た後で流れた音声では、報道官がかの談話を "expression of apology" と言ったと聞こえて仰天した。音声はそこまでは明瞭に聞き取れたが後は驚きで集中して聞いていられなかった。さらに次なる字幕では「こういう談話を継承して近隣の諸国(韓国?)との良好な関係を維持するよう」と勧告しているかに読めた。我が国から擦り寄れと言わんばかりに聞こえた。

これは一体如何なることだろう。外務省か当時の政権か知らないが、アメリカには「河野談話を我が国としての謝罪を表現したもの」と伝えていたのだろうか。それとも、韓国が得意のロビーィングで「日本政府が非を認めて謝罪した」とでも通告していただろうか。疑えばキリがないが、韓国ならやりかねないと感じた。何れにせよ、この一件も我が国からの英語ないしは外国語による情報の発信量が少ないことと無縁ではない気がする。

相手がアメリカだろうと何処だろうと、我が国として正当に主張するか伝達すべき真実は「対立と論争など」を怖れることなく、正面から堂々と伝えるべき担当官ないしは責任者に通告すべきである。まさか「韓国の主張などをアメリカは受け入れないだろう」などと高を括っていたのではあるまいな。相手はこちらが言わなかったことまで察してくれるほど親切ではないのだ。

私はあの報道官が使った "apology" という言葉が非常に気懸かりだった。関係官庁は直ちにアメリカ政府か国務省に「真実を伝えてアメリカ政府の認識を即刻改めて貰うよう伝えるために」、大使館なり本省から担当者を派遣して貰いたいと思う。私は我が国が韓国に謝罪していたなどという認識はなかったので驚愕だった。もし連邦政府が本気でそう認識しているならば、韓国が官民挙って図に乗ってくる訳だと痛感した。

河野談話の悪影響はかくてこのように海外にまで浸透しているのであれば、事態は想像以上に深刻であると、誠に寒心に堪えない。

今更だがW杯第二戦を振り返れば

2014-06-21 07:58:28 | コラム
残念だと言う以外ない引き分けか:

私は今となっては「最後になってしまうかも知れないコロンビアに勝ってくれれば、何点差でも結構だ」と些か絶望的に考えております。

私はあの監督の批判をずっと続けて来ましたが、このW杯での2試合での作戦は酷すぎます。香川を先発から外せば彼がどれほど傷ついたかは計り知れないでしょうし、プロとしての将来を危うくしたかも知れません。彼にそんな作戦を敢えてする権限があったのかと疑います。遠藤でも同様です。二回続けて先発から外した効果が何処にあったが私には解りません。何度でも言いますが、彼はこのW杯が終わった時点で辞任するのです。

戦法ですが、コートジボアールでもそうでしたが、非常に効果が挙がらない縦一発というか「ゴール前に高い球を蹴り込んで勝負する」作戦に出たのは理解不能で、焦りだったのでしょうか。三浦淳宏は「ショック」と表現。そうでしょう、平均190センチのギリシャを相手に小柄の岡崎や香川や大久保で勝負するのですから。吉田麻也を上がらせたくらいでは効果のほどは知れています。何故、得意の?パス回しで崩そうとしなかったのでしょうか。

私は「自分で4年間作ってきたティームをこれまで採用しなかった作戦で、W杯の場でずたズタズタにしてどうする気か」と怒っています。内田は香川から出た良いパスでペナルティーエリアで折角フリーになったのに、自分でシュートに行かず所謂「ラストパス」で格好を付けて失敗に終わった辺りは、「俺がやって見せよう」と言う気迫不足と責任逃れがアリアリ。

何れにせよ、「負けた方が弱いのだ」という原則は変わらないでしょう。残念です。試合をしてた方は必死だったのでしょうが。「批判する方が気楽で良いな」と選手たちから言われるかも知れませんね。

TBSの朝日新聞化

2014-06-21 07:22:17 | コラム
「TBSが一層の毎日新聞化」とする方が正確か:

このテレビ局の「反安倍内閣化傾向」は日を追って激しくなってきた。じゃ、見なければ良いだろうと言われると思うが、見ないのは土曜日朝の元はみのもんたの「あさずば!」の後番組や日曜朝の関口宏のサンデーモーニングに絞っている。今朝の吉永みち子などは得意げに「安倍内閣になってから今までになかったように国会が遠い存在になった。多数を頼む与党が野党がバラバラなのを良いことにして国民を戦争に追い込むような方向に進めている」という意味のことを言ってのけていた。

間違ってチャンネルを6にしたことを深く恥じてテレ朝のアメリカの女子ゴルフに切り替えて難を逃れた。この吉永と極右的なことを言い募る双璧がこの度目出度く法政大学の学長に就任された田中優子だ。この学者はサンデーモーニングで長く活躍している反日派だ。お二方とも女性独特の鋭い感性から発言されるのは勝手だが、あのような言動は罪なきテレビの論調に依存される傾向がある一部の国民の方々をあらぬ方向に誘導する不穏分子ではないか。

そうかと言って他のチャンネルでも早朝からアメリカのゴルフやW杯の他国のゲームの中継か録画では、見ない方がどれだけましかとPCに向かっている次第だ。