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製作地 日本・東北地方 宮城県仙台
製作年代(推定) 19世紀後半~20世紀初頭(明治時代)
この稲荷狐を象った土人形は、江戸時代に浅草今戸焼の中から生まれた意匠と伝わります。
後世、この”こんこん様”は、信仰のものとして、また意匠の親しみやすさから各地でもてはやされそれぞれの地方で土物・練り物等として量産されるに至りますが、その中で、だんだんと今戸焼が有していた原初的な味わい(素朴ながら生命が息づいている)は失われていきました。
この仙台の堤人形は明治期につくられたものですが、造形・胡粉の肌合い・絵付けが秀逸で、江戸期”今戸の狐”本家の表情をしっかりと継承している点に魅力を感じます。
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