アジアの手仕事~生活と祈り~

アジア手工藝品店を営む店主が諸国で出逢った、愛すべき”ヒト・モノ・コト”を写真を中心に綴らせていただきます

外套売り・今昔

2010-02-07 07:04:00 | 旅の一場面



(写真 ウズベキスタン・サマルカンドにて) 2010年



●1871-72年 ウズベキスタン・サマルカンド
(タシケント・ナヴォイ図書館所蔵写真)

19世紀後半、富裕層の着用する高級な絣コート等は、職人の手によりオーダーメードで手掛けられていたことが知られますが、庶民向けのコートはレディメード(既製品)のものも広く扱われていたことが、当時の写真から伺うことができます。

キャラバン隊や遊牧民、移動生活を専らとする人々も多かった土地柄ゆえ、オアシス都市のマーケットでは、古い時代から既製衣類の需要も大きかったことが考えられます。

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