(写真 ウズベキスタン・サマルカンドにて) 2010年
●1871-72年 ウズベキスタン・サマルカンド
(タシケント・ナヴォイ図書館所蔵写真)
19世紀後半、富裕層の着用する高級な絣コート等は、職人の手によりオーダーメードで手掛けられていたことが知られますが、庶民向けのコートはレディメード(既製品)のものも広く扱われていたことが、当時の写真から伺うことができます。
キャラバン隊や遊牧民、移動生活を専らとする人々も多かった土地柄ゆえ、オアシス都市のマーケットでは、古い時代から既製衣類の需要も大きかったことが考えられます。