六本木にある国立新美術館にて国展が行われていると写真の先生からの招待券を頂きましたので写真仲間で出かけて見ました。
国立新美術館はモダンな建て方です。この場所近辺に六本木ヒルズ、ミッドタウン、サントリー美術館などもあって近代的な都会だと思いました。初夏を思わせるような暑い日差しを感じる日で、白いつつじがまぶしく見えました。
美術館の写真部門がある2Fから1Fを見下ろした光景です。私達の師の作品は、見事に紅葉する苔むした木の下に立つ地蔵を写した写真でした。赤く燃えるような紅葉が印象的でした。最近の写真は芸術的にCG技術を取り入れて写真として作ってある作品も沢山ありました。
“まぁ~!これも写真なの?と思わせるようなものもあって驚きでした。私の頭がもう古いのかしら~とも思いました。私はどちらかと言うと普通に写した物が写真という方が好きです。芸術なので何でもありなのでしょうね!?見て知るのも勉強かなとも思いました。
六本木から電車で根津神社のつつじを見に行ったのですが・・・写真の様に時すでに遅く、いくらか花が残っていて良かったという状態でした。根津神社の社殿の奥にある高台で「つつじ苑」です。2000坪の敷地に約50種3000株のつつじがあるとホームページに書かれていました。
文京つつじ祭り・・・4月9日~5月5日までだったようです。今年は「つつじ苑」へは入苑出来ないとありましたが、ちらりほらりと散策している人の姿がありました。
つつじ苑の前には池があり“カメ”の、のんびりとした甲羅干しを見ることが出来、又赤い鳥居があって鳥居の下を老若男女がくぐっていきました。京都の伏見稲荷神社も同じような鳥居が会ったことを思い出しました。
今日は良き日なのでしょうか夫婦の契りを交わしたカップルの姿がありました。久しぶりに見る白無垢のお嫁さんです。あ~今は5月!そういえば私の結婚式も5月。メーデーの1日でした。あれから何十年!今話題性の多い漫談師“綾小路きみまろ”の口ぶりではないですがあの時は何も知らない無垢でした・・・今では・・・と彼の漫談内容を思い出してひとりニヤニヤとしてしまいました。でもお嫁さんは何時見ても夢があっていいですね!!
根津神社のある文京区は下町なのでしょうか地下鉄に向かって歩いていると写真のような昔懐かしい家がありました。ガラス窓には「武田」「屏風」「表具」「襖額」と書いてありました。なんだか人は住んでいるのかいないのか?と詮索をしてしまいました。
国展の写真の中で「先笄の日」という題名で舞妓さんの写真が一枚展示してありましたが、その 先笄(さっこ) という意味がわからず展覧会場の係りの方に聞いてみましたが誰も答えがわかりませんでした。写真仲間でも話題になり、京都出身の私に知っているかと聞かれたのですが・・・舞妓と芸妓の違いぐらいしか知らないので帰宅して調べる事にしました
この写真の髪型が「先笄」というのです。舞妓から芸妓になる時の舞妓の最後の髪型だそうです。
写真仲間からのメールでやはり調べて頂いた事なのですが>舞妓時代は髪型が色々と変化して行き、まず舞妓になると「割れ しのぶ」18歳になると「お福」もしくは「福髷」とも言う物に結い変えさらに何年か経て芸妓になる一ヶ月前から「先笄」となる。その時期は20歳から数・・・・<だそうです。
ウヮ!なんだか複雑です。成長期とともに髪型が変わるなんて・・・今まで知る由もなしでした。花街の仕来たりは色々とあって外見は綺麗にしていられていいなぁ~~!と思っていましたがその中味は大変にうるさい決まり事が生きていてお作法通りの生活があって、その大変さがわかったような気がしました。
何でも他人の花は赤いと思いがちですが、その中に入ってみると花も黒いのかもわかりませんね。上部だけで判断するのは間違いだと思いました。一つ知識が増えてよかった!
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百聞は一見に過ぎずと申しますが、自分の目で見て納得する事が良くあります。綺麗だ・・・美味しい・・・と感じるうちが花だと思っています。書き込み有難う