気ままに

大船での気ままな生活日誌

京都のもみじ(2)

2006-12-01 10:48:52 | Weblog
翌日(29日)は、まず南禅寺から入りました。半月前に行ったばかりでしたが、そのときは紅葉はまだ始まったばかりの頃でした。是非、もう一度、きれいなときにと思ったのです。三門前に到着します。すばらしい紅葉が目に飛び込んできます。桜でいえば満開です。息を飲む美しさです。まだ8時半で、人影もまばらです。その静けさの中で、朝日がそっと、やさしくもみじ葉に差し込み、その光が葉の中の赤やオレンジ色の色素に発光物質を結合させたかのように、きらきらと光輝く朱色にしていました。おまけに、朱色を一層引き立たせる青空のキャンバスです。しばらく、放心したように眺めていました。どんな美術家でも、そして写真家でもこの通りの色は絶対出せないと思いました。自然には勝てないと思いました。

南禅寺の天授庵が9時から開門というので、入りました。一番で入りました。しかし、ここはすでに盛りを過ぎていました。入ってすぐの石庭の前の紅葉はそれなりにみられましたが、池のある庭園の紅葉はもう終わりという感じでした。でも、それは、十分想定できたことでした。半月前にも入場したのですが、そのときは、三門前のもみじは青々していたのに、ここは大分色づいていて、楽しませてもらいました。1、2週間ほど先行する品種(あるいは場所)のようです。でも、一足先の初冬の景色を楽しませてもらいましたよ。

哲学の道に入ってすぐの辺りの紅葉も三門前同様、見頃でした。もみじの永観堂として、超有名な、そこに入りました。3000本のもみじだそうです。空き地がないくらい、至るところに、植えられています。ここの紅葉も見頃でした。ただ、不思議なことに、あまり感動しませんでした。どうしてでしょうか。若い木が多いせいでしょうか。人が多いせいでしょうか。よく分かりません。早々に退散しました。

哲学の道を半分ほど進んだところで、左、真如堂の標識を見つけました。一度、紅葉の時期に訪れたいと思っていました。白川通りを横切り、長い坂道を上がったところにそのお寺はありました。入り口のもみじの木にカメラマン(ウーマンも)が沢山たかっています。朝日が当たり、三門前の紅葉のようにきらきらと輝いていました。木も大きく、朱色の葉っぱもたくさんつけて、堂々としています、神々しい感じさえします。そこは家でいえば、勝手口みたいな入り口ですが、もう目を奪われてしまう木々がありました。さらに境内に入ると凄いです。まさに、旬のもみじが、これでもか、これでもかと言うように、次々目に入ってきます。どの木も大きいし、それに、適度な間隔で植えられているので、落ち着きます。茶屋があるのも嬉しいです。そこで甘酒をいただきました。目の前の紅葉の向こうには三重の塔がそびえています。絵になります。ゆっくりと、紅葉を鑑賞できました。えっ、まだ入場料払っていないなと、気づきました。境内は無料だったのです。そういえば、ご近所の方が散歩スタイルで見学しています。さっきの永観堂は1000円ですよ、悪いな、お賽銭で払おうと本堂の方に向かいましたら、寺内見学コース、500円というのがありましたので、内部の庭園や部屋のふすま絵などを見学してきました。もみじだけなら、無料の境内だけで十分ですよ。でもその場合はお賽銭をあげてくださいね(笑)。東福寺と並ぶ両横綱ですね。

哲学の道に戻り、途中で昼食をとり、また豆腐料理にしました。結構、豆腐好きな自分を再確認しました。冷や奴でも湯豆腐でもどちらも好きです。揚げ豆腐もいいですね。昨日食べた湯豆腐は豆乳で温めていました。その豆乳もちょと醤油を垂らして飲みました。おいしかったです。根岸の笹の雪まだあるんでしょうね。大船にも豆腐料理のお店がありますね。・・脱線してしまいましたね。そして、銀閣寺まで歩きました。銀閣寺は、紅葉はもう終わりに近い状態でした。はじっこのいくつかのもみじが、からくも色香を残していました。人間でいえば、・・才ぐらい(50才以上の人は、ご自分の歳に2,3才加える)でしょうか。

急に思い立った、京都紅葉巡りでしたが、大変満足しました。東福寺、南禅寺三門前、真如堂は、一番の見頃でしたし、清水寺、高台寺の夜のもみじも初めて鑑賞しました。また、自然の紅葉の嵐山も最高でした。天気も予報がはずれて、最初の東福寺で雨が上がり、その後、帰るまで、ずっと良い天気でした。おてんとう様に感謝したいです。

コメント
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