(1967年 週刊少女フレンド)
これはリアルタイムで読んでいた。(歳がバレルので計算しないように・・・!)
怖い!実に怖い!!めちゃくちゃ怖い~~~!!!
・・・という印象のみが残っている。
”タマミ”という名前を聞いただけで恐怖を感じていた。(全国の”タマミ”さん、ごめんなさい!)
・・・で、何十年ぶりかに読んだこの作品、怖いより<哀しい>という印象の方が強かった。
この文庫版の最後に楳図かずおと大槻ケンヂの対談があって、
大槻ケンヂは
「怪物の悲哀、ですよね。
たまに女の子めかしてお化粧するんだけど、
そうするとばかにされて・・・・・・。
やっぱり私は怪物だったのよ、ちゃんと怒らなきゃ、人々に不幸を与えなきゃって、
自分を怒りに持っていきますよね。
(中略)
タマミちゃんは醜いということが、いちばんの自分のバネになってますよね。」
チャレンジ精神がある、とか・・・
一見、褒めているように聞こえるが結局はバカにして笑ってるように思える。
ま~、これは実話でもないし、単なる<漫画>なんだから大いに怖がるか、大いに笑って楽しむというのもひとつの方法ではある。
しかしね~、この歳になってこれを読むと
タマミが、健気で哀れに思ってしまうのだ。
化粧をしては似合わないことを自覚して涙を落とし、
葉子がハンサムな高也と仲良くしているのを見てはくやしくてひとり涙する。
井戸の底はタマミが泣きにくる秘密の場所だし、
そこには醜い自分の姿を焼ききって死のうと思って濃硫酸も置いてある。
最期には母の腕の中で、
「タマミは悪い子でした
心で思っていてもいつのまにか悪いことばかりするのです・・・
葉子さんにひどいことばかりしたので
ばちがあたったのです
わたしがいなくなっても葉子さんが・・・・・・
タマミのかわりに・・・・・・」
・・・と言って息をひきとる。
タマミって、めちゃくちゃ<良い子>じゃないですか!!!
普通の姿だったら、良い子でいたと思うと非常に哀れに思う。
あの顔が<怖い>ただひたすら怖い漫画だった~~~!と、
思っていたこの何十年間。
タマミにちょっと悪いことをしたかな~~~??
でも、いくら醜い姿でもしていいことと悪い事がある。
おとうさまの首を絞めてよろいの中に入れたり、
医者の首も絞めてるし・・・
やっぱり怖いよ、タマミは・・・。
これはリアルタイムで読んでいた。(歳がバレルので計算しないように・・・!)
怖い!実に怖い!!めちゃくちゃ怖い~~~!!!
・・・という印象のみが残っている。
”タマミ”という名前を聞いただけで恐怖を感じていた。(全国の”タマミ”さん、ごめんなさい!)
・・・で、何十年ぶりかに読んだこの作品、怖いより<哀しい>という印象の方が強かった。
この文庫版の最後に楳図かずおと大槻ケンヂの対談があって、
大槻ケンヂは
「怪物の悲哀、ですよね。
たまに女の子めかしてお化粧するんだけど、
そうするとばかにされて・・・・・・。
やっぱり私は怪物だったのよ、ちゃんと怒らなきゃ、人々に不幸を与えなきゃって、
自分を怒りに持っていきますよね。
(中略)
タマミちゃんは醜いということが、いちばんの自分のバネになってますよね。」
チャレンジ精神がある、とか・・・
一見、褒めているように聞こえるが結局はバカにして笑ってるように思える。
ま~、これは実話でもないし、単なる<漫画>なんだから大いに怖がるか、大いに笑って楽しむというのもひとつの方法ではある。
しかしね~、この歳になってこれを読むと
タマミが、健気で哀れに思ってしまうのだ。
化粧をしては似合わないことを自覚して涙を落とし、
葉子がハンサムな高也と仲良くしているのを見てはくやしくてひとり涙する。
井戸の底はタマミが泣きにくる秘密の場所だし、
そこには醜い自分の姿を焼ききって死のうと思って濃硫酸も置いてある。
最期には母の腕の中で、
「タマミは悪い子でした
心で思っていてもいつのまにか悪いことばかりするのです・・・
葉子さんにひどいことばかりしたので
ばちがあたったのです
わたしがいなくなっても葉子さんが・・・・・・
タマミのかわりに・・・・・・」
・・・と言って息をひきとる。
タマミって、めちゃくちゃ<良い子>じゃないですか!!!
普通の姿だったら、良い子でいたと思うと非常に哀れに思う。
あの顔が<怖い>ただひたすら怖い漫画だった~~~!と、
思っていたこの何十年間。
タマミにちょっと悪いことをしたかな~~~??
でも、いくら醜い姿でもしていいことと悪い事がある。
おとうさまの首を絞めてよろいの中に入れたり、
医者の首も絞めてるし・・・
やっぱり怖いよ、タマミは・・・。
たしかに、たまみってかわいそうですよね。
でも、私もえらく怖いんだけど!!って、最初読んだときの印象がすごくありますw
楳図作品って、怖いけどついつい読んでしまう不思議な魅力がありますよね。
「赤んぼう少女」は、かなりインパクトのある作品だと思います。
子供の頃読んだ人はたぶん・・・大人になっても忘れられないのでは・・・?