少し古くなりますが、11月20日はJR西日本の事業用車であるクモヤ145が2両で、吹田工場-向日町操を往復するというのでサントリーカーブの西方へ撮影に行きました。すでにブログにアップしたように、この日は「SL北びわこ号」の客車の送り込み回送がありました。クモヤ145の上り試運転電車は、その12系客車回送の前にやって来ます。ただ、2両なので普通に構えているとスカスカの絵になります。そこで、縦画にして思い切ってアップにしようと考えました。
いよいよ時刻が近付き、島本の駅の方に目をこらしていると内側線の京都行き普通電車とぴたっと並走するかのように接近して来ます。アウトカーブなので内側線の電車の陰に隠れたままか、と天を仰ぎたい気分です。けれど、よくしたもので普通が急速に速度を上げ、ちょうどファインダーから普通が抜けだした直後に青と黄色の警戒色の車体が飛び出してきました。ただ、ここは逆光になっており、面はずいぶん暗くなりました。
これが私のクモヤ145の走行写真、初撮りです。
初体験でなんとか1発は押さえられたので、場所を移動します。もう少し島本寄りの百山で試運転の返しを撮ることにしました。やって来るサンダーバードや貨物列車を撮って時間つぶしをしていると、見知らぬ男性が傍らにやって来ました。お話をしてみると、「EMT」さんでした。高槻や島本界隈で精力的に活動されている方で、これまではお名前はよく聞いていました。しかし、お会いするのは初めてです。ここで、配1974レあたりまで撮影し、かげって来たので私は嵯峨野観光鉄道のトロッコ撮影へと転進したのですが、親切にEMTさんが車で島本駅まで送ってくださいました。また、お会いしたい方でした。
さて、向日町操から吹田工場へと向かう試6781Mを順光サイドから狙います。ですが、わずか2両。もろもろの撮影を阻害するものが周辺にあり、結局、架線柱が車両にかぶってしまいました。後日、このポイントによく出かけられる「原型大窓ヒサシ付き」さんに、短編成をここでうまく撮影できないものかと聞いてみました。答えは、周囲がスカスカの写真でよければポール間で抜けるだろうけれど、アップはこの写真で仕方がないのではないか、との話で、ちょっぴり安心しました。
クモヤ145は101系電車を種車として改造された事業用車です。主として操車場の入れ替えや工場への入出場車の牽引車の役割を追っています。向日町操や吹田工場でよく見かけるのですが、撮影は初体験でした。この車両も国鉄形であり、貴重な存在ですね。
JR西日本・東海道線 山崎-島本 試6781M クモヤ145
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,195mm,ISO 200
1/800秒,f5.6,-0.3段,WB:晴天
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