鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

初体験 ちょっと古いですが

2010-12-08 | 電車たち

 少し古くなりますが、11月20日はJR西日本の事業用車であるクモヤ145が2両で、吹田工場-向日町操を往復するというのでサントリーカーブの西方へ撮影に行きました。すでにブログにアップしたように、この日は「SL北びわこ号」の客車の送り込み回送がありました。クモヤ145の上り試運転電車は、その12系客車回送の前にやって来ます。ただ、2両なので普通に構えているとスカスカの絵になります。そこで、縦画にして思い切ってアップにしようと考えました。

 いよいよ時刻が近付き、島本の駅の方に目をこらしていると内側線の京都行き普通電車とぴたっと並走するかのように接近して来ます。アウトカーブなので内側線の電車の陰に隠れたままか、と天を仰ぎたい気分です。けれど、よくしたもので普通が急速に速度を上げ、ちょうどファインダーから普通が抜けだした直後に青と黄色の警戒色の車体が飛び出してきました。ただ、ここは逆光になっており、面はずいぶん暗くなりました。
 これが私のクモヤ145の走行写真、初撮りです。

 初体験でなんとか1発は押さえられたので、場所を移動します。もう少し島本寄りの百山で試運転の返しを撮ることにしました。やって来るサンダーバードや貨物列車を撮って時間つぶしをしていると、見知らぬ男性が傍らにやって来ました。お話をしてみると、「EMT」さんでした。高槻や島本界隈で精力的に活動されている方で、これまではお名前はよく聞いていました。しかし、お会いするのは初めてです。ここで、配1974レあたりまで撮影し、かげって来たので私は嵯峨野観光鉄道のトロッコ撮影へと転進したのですが、親切にEMTさんが車で島本駅まで送ってくださいました。また、お会いしたい方でした。

 さて、向日町操から吹田工場へと向かう試6781Mを順光サイドから狙います。ですが、わずか2両。もろもろの撮影を阻害するものが周辺にあり、結局、架線柱が車両にかぶってしまいました。後日、このポイントによく出かけられる「原型大窓ヒサシ付き」さんに、短編成をここでうまく撮影できないものかと聞いてみました。答えは、周囲がスカスカの写真でよければポール間で抜けるだろうけれど、アップはこの写真で仕方がないのではないか、との話で、ちょっぴり安心しました。

 クモヤ145は101系電車を種車として改造された事業用車です。主として操車場の入れ替えや工場への入出場車の牽引車の役割を追っています。向日町操や吹田工場でよく見かけるのですが、撮影は初体験でした。この車両も国鉄形であり、貴重な存在ですね。

JR西日本・東海道線 山崎-島本 試6781M クモヤ145
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,195mm,ISO 200
1/800秒,f5.6,-0.3段,WB:晴天

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にぎわう四条烏丸 蜂蜜買った

2010-12-05 | 京都街角の情景

 きょう12月5日は非鉄日でした。前日、JR西日本管内を主な撮影地として活動する仲間たちでつくる「京都れいる倶楽部」の忘年会を開催しました。下は大学生、上はアラフィフティーまで11人のメンバーがおいしい料理を楽しみ、酒を酌み交わしながら鉄道談義に花を咲かせました。そのかわりと言ってはなんですか、きょうは家人とお出かけです。
 
 まず、ジェイアール京都伊勢丹でお歳暮を頼み、館内をぶらぶらした後、地下鉄烏丸線で四条烏丸へ。京都市交通局の赤字解消策の一環に地下鉄の利用者増が挙げられています。その対策の一つとして四条烏丸駅に10月1日、駅ナカショップの「Kotochika(コトチカ)四条」が誕生しました。駅ナカと言ってもラッチの外に展開されているのですが、効果抜群で1日の乗降客が数千人増えたとか。私も行こうと思っていたのですけれど、案外、四条烏丸に行く用事がなく、きょうが初めての体験です。地下1階に5店舗、地下2階には3店舗入っています。やはり一番人気はクリスピー・クリーム・ドーナツでしょうか。まだ10時台だというのに、店の外に行列ができています。地下2階の成城石井は狭いながらも品ぞろえが豊富で楽しいですね。私は大阪の成城石井を知っていますので、それほどではないのですけれど家人はオリーブオイルやチーズの豊富さを喜んでいました。
 この地下2階は新しくできたフロアで、改札口も新設されています。

 次に向かったのは、四条烏丸北西角の旧UFJ銀行京都支店跡に、11月11日にできた女性向け商業施設の「LAQUE(ラクエ)四条烏丸」(写真上)を見に行きます。ビル自体は地下1階、地上7階なのですが、このうち地下1階から地上3階までがLAQUEです。地下1階の蜂蜜専門店に気をひかれながら階上へ。丸善の文房具専門店や女性向け下着のオーダーができるショップなどのほか、飲食店もあり、私と家人は3階の「アマーク ド パラディ ヴィー」で日替わりランチ1200円+コーヒー150円をいただきました。きょうの日替わりランチは子羊の赤ワイン煮込み。とろとろでとてもおいしかったです。ただ、開店して間もないからか、スタッフの動きがややぎこちないようにも感じましたが。お味はよかったですよ。


 このあと、北山通り方面に散歩に行き、疲れたので休憩しようと思ったのですが、気に入った店がなく再び地下鉄で四条烏丸へ。KotochikaのB2にあるバリスタがいるカフェバール「カフェ スタツィオーネ」でケーキとお茶をいただいて一服しました。ここへ行こうと、烏丸駅の国際会館寄りにある階段を上り、途中で地下2階に行こうと思ったら、なんと「ここからは(駅の外へ)出られません」の表示が。ホームは地下3階、Kotochikaは地下1階と2階に分かれています。しかし、地下2階の改札口はなんと駅の中に入る片道通行だったのです。これはちょっと不親切だと思います。結局、地下1階まで上がってもう一度、降りなければいけないのですから。

 遅くなったのでタクシーで帰ろうとしたのですが、私が「あの蜂蜜の店、気になる」と言うと、「行ってみようよ」と家人も言います。交差点を渡ってまたまたLAQUEに。地下1階の「蜂蜜家 京都かねいち」を覗きます。京都で創業80年の老舗の蜂蜜専門店「金市商店」の新しいお店で、もちろん国産を中心に各種のはちみつがそろっています。しかし、それだけでなく楽しいのが、はちみつを使ったジャムや、いろいろな花や用途のはちみつが小瓶で販売されていること。菩提樹蜂蜜や美容用蜂蜜、コーヒー用の蜂蜜なんていうのもありました。私は朝、パンに蜂蜜を塗って食べるのが好きなので、トーストにぴったりという「みかん」の蜂蜜を、家内は独特のくせがあって家でもてあましているブルーチーズをなんとか食べたいと「チーズ用」はちみつを買いました。しめて1100円なりです。
 このお店では土日に蜂蜜を使った美容方法の講習なども行っているようで家人はその説明をスタッフの方から聞いていました。今回はお願いしませんでしたが、頼めばいろいろな蜂蜜の味見もさせてもらえるようですよ。ちょっと気に入ったかも。ビル全体は女性向けだと思いますが、ちょっとペアで立ち寄るには楽しいところだと思います。

 活性化する京都駅周辺に加え、地下鉄で一直線の四条烏丸も充実し始めています。かつて京都一の繁華街と言われた河原町も、うかうかしていられませんね。

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RED EXPRESS 九州の485系

2010-12-04 | 485・489系

 これが前回の記事で書いたJR九州の485系7連です。ふだん見慣れたJR西日本の485系とは、また違った重厚な存在感がありますね。

 9086レのファイナル「富士」が通過しても、ポジションを離れない人がたくさんいます。私は早々に友人たちの輪に入っていましたが、中の一人が「もうじき485が来るから、みんな待っているのですよ」と教えてくれました。9086レ以外、まったく他の列車のダイヤを把握していなかったので、知りませんでした。「へえ、そうなんや」と言って、来たら撮ろうかな、と思っていたら、「あれっ?来たやん」。噂をすれば何とやら、の如く、小森江駅の先に赤い姿を見せています。こうなったら、やはり撮りたいのが人情。低速走行を幸いに、脚立を抱えて走って行き、乗ったところで構えます。70-200のズームに2倍のテレコンを付けてフレーミング。他の撮影者を入れずに構図を作って……。「うん?長いぞ」

 何両で来るのか知らなかったので適当に構えてみたら、7連の堂々たる編成です。「しまった、切れたかな」
 画面から編成後部がはみ出したかもしれないと気になったのですが、なんとかぎりぎり一杯に収まってくれていました。京都総合運転所の485系同様、九州の485系も終焉間近と聞きます。なかなかこれだけを撮りに来るわけにもいかない中、「回送」幕であっても、記録することができました。

2010-11-23 JR鹿児島本線 小森江-門司港 485系
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター,360mm,ISO 400
1/500秒,f7.1,WB:曇天

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続・ありがとうブルートレイン「富士」てんまつ記

2010-12-02 | 寝台列車

 JR九州・日豊本線の中山香-立石で9086レ、ファイナル「富士」を撮った私たち3人は、一気に列車の終着である門司港を目指します。正確には一つ手前の駅、小森江と門司港の間です。ここは、機関車が首振りする有名撮影地です。東九州道や北九州都市高速を使えば余裕で到着するかと思いました。しかし、下道が結構、混んでいます。渋滞しているわけではありませんが、信号などで断続的に止まり、なかなか北九州苅田空港ICにたどり着きません。

 ようやく高速に上がったものの、撮影地の列車通過予想時刻まで30分ほどしかありません。運転する「シンキト」さんは前をにらみ、口数も少なく、頻繁にシフトチェンジを繰り返して飛ばして行きます。途中、高速の分岐が近付き、友人が料金の安い方を言おうとすると「少々高くてもかまいませんから。早い方はどっちですか」と。そうしてポイントに着いたのは、通過10分ほど前。すでによい場所は多くのファンが陣取っています。潜り込む場所がなく、結局、脚立に上って手持ちで人の肩越しに望遠で抜くことにしました。
 本当は引き気味にして釜の首が振ったあたりでシャッターを切れればと思っていました。けれども引くと、ポールを支えるワイヤーが入ります。仕方なく直線部分で切りました。

 撮影後、画像を見て気が付きましたが、小森江のホームが写っています。大勢のファンであふれています。たくさんのファンが最後の九州ブルトレを見送っていたことがよくわかりました。

 このあとやって来たRED EXPRESS 485系7連の回送を手持ちで撮影。まったくダイヤを把握していなかったので、列車が姿を現わしてからあわてて脚立に上って撮ったのですが、幸い、7両という長い編成がきれいに収まってくれていました。ファインダーをのぞいてシャッターを切った瞬間は、編成の後部が画面から切れたのではないかと心配したのですが。

 この撮影ポイントには旧知のメンバーやネット上で知っていた人が多数おられ、しばらくの間、談笑したのち帰途につきました。中山香から小森江までの爆走で気力、体力を使い果たしたシンキトさんの代わりにハンドルをにぎり、京都までの大半を運転して帰りました。山陽道や中国道で見た山々の紅葉、黄葉の鮮やかなこと。運転が楽しく、さほど疲れることもなく20時ごろに戻りました。シンキトさん、お疲れさまでした~。

2010-11-23 JR鹿児島本線 小森江-門司港 9086レ ED76-94 「ありがとうブルートレイン富士」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター使用,400mm,ISO 300
1/500秒,f5.6,WB:曇天

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