鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

続・ありがとうブルートレイン「富士」てんまつ記

2010-12-02 | 寝台列車

 JR九州・日豊本線の中山香-立石で9086レ、ファイナル「富士」を撮った私たち3人は、一気に列車の終着である門司港を目指します。正確には一つ手前の駅、小森江と門司港の間です。ここは、機関車が首振りする有名撮影地です。東九州道や北九州都市高速を使えば余裕で到着するかと思いました。しかし、下道が結構、混んでいます。渋滞しているわけではありませんが、信号などで断続的に止まり、なかなか北九州苅田空港ICにたどり着きません。

 ようやく高速に上がったものの、撮影地の列車通過予想時刻まで30分ほどしかありません。運転する「シンキト」さんは前をにらみ、口数も少なく、頻繁にシフトチェンジを繰り返して飛ばして行きます。途中、高速の分岐が近付き、友人が料金の安い方を言おうとすると「少々高くてもかまいませんから。早い方はどっちですか」と。そうしてポイントに着いたのは、通過10分ほど前。すでによい場所は多くのファンが陣取っています。潜り込む場所がなく、結局、脚立に上って手持ちで人の肩越しに望遠で抜くことにしました。
 本当は引き気味にして釜の首が振ったあたりでシャッターを切れればと思っていました。けれども引くと、ポールを支えるワイヤーが入ります。仕方なく直線部分で切りました。

 撮影後、画像を見て気が付きましたが、小森江のホームが写っています。大勢のファンであふれています。たくさんのファンが最後の九州ブルトレを見送っていたことがよくわかりました。

 このあとやって来たRED EXPRESS 485系7連の回送を手持ちで撮影。まったくダイヤを把握していなかったので、列車が姿を現わしてからあわてて脚立に上って撮ったのですが、幸い、7両という長い編成がきれいに収まってくれていました。ファインダーをのぞいてシャッターを切った瞬間は、編成の後部が画面から切れたのではないかと心配したのですが。

 この撮影ポイントには旧知のメンバーやネット上で知っていた人が多数おられ、しばらくの間、談笑したのち帰途につきました。中山香から小森江までの爆走で気力、体力を使い果たしたシンキトさんの代わりにハンドルをにぎり、京都までの大半を運転して帰りました。山陽道や中国道で見た山々の紅葉、黄葉の鮮やかなこと。運転が楽しく、さほど疲れることもなく20時ごろに戻りました。シンキトさん、お疲れさまでした~。

2010-11-23 JR鹿児島本線 小森江-門司港 9086レ ED76-94 「ありがとうブルートレイン富士」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター使用,400mm,ISO 300
1/500秒,f5.6,WB:曇天

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コメント (10)
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