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週刊モーニングの読み切りシリーズ「カレチ」の新作がきょう発売のNo.39号に掲載されました。JR西日本の大阪駅売店でモーニングを買い、読み進めていくと見慣れた絵が出てきました。不定期掲載なので、発売されるまで掲載があるのかどうかがわからないのが、ファンをやきもきさせるところです。
作品中に紹介されていますが、客扱専務車掌がカレチなのに対し、ニレチは荷扱専務車掌の呼称です。今はもう見ることはありませんが、私の幼いころは大きな駅はもちろん地方のそこそこの駅には手荷物・小荷物を扱う窓口があり、荷物列車や荷物車で輸送されていました。本線と名のつく線には専用の郵便・荷物列車が設定されていましたし、寝台特急や急行列車には荷物車がよく編成に組み込まれていました。
本作品は大阪駅発の急行「だいせん2号」に載せるべき小荷物が、主人公荻野の後輩である荷物係の若者の早合点から北陸方面に行ってしまうところから始まります。今も昔もありがちな、経験不足を棚に上げて仕事を軽んじる若者の振る舞い。そこに反省を見出すかどうかで、人生は変わっていくものですね。まじめに仕事に向き合うことを、教えてくれる作品になっていると思いました。
ところで、本作品で荷物係の青年は前掛けをしています。そうそう、そうでした。手荷物や小荷物を扱う係員は確かに前掛けをしていました。懐かしい光景を思い出しました。
宅配便の台頭で鉄道の手荷物・小荷物扱いもいつしか消えてしまいました。手荷物やその輸送を「チッキ」と呼んでいましたが、そんな言葉を覚えている人も少なくなったでしょうね。
写真は、松本駅だと思いますが、在りし日の荷物電車やキハ58・28の急行、165系の急行たちです。荷物電車はクモニ83かクモニ143のどちらかだと思います。今回はキハ58の気動車急行「大社」も物語に出てきますね。
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