鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

グラデーション

2009-11-25 | 京都街角の情景


 見上げた空は、鮮やかなグラデーション。

 緑、うすみどり、黄色に赤にだいだい色・・・。

 晴れて日が差していたら、もっときれいだろうか。

 空は青空がよかったのか?

 それとも、光の均一なうす曇りだから、かえって美しい?

 そんなことを思いながら、レンズを向けていました。





 2009-11-23 京都御苑で
 Nikon D5000,Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSM,50mm,ISO 200
 1/50秒,f8,+1.0,WB:晴天

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木漏れ日の・・・

2009-11-24 | 京都街角の情景


 京都御苑の林。

 雲の切れ間から晩秋の陽が降りそそぐと、暗い林がつかの間、輝きを取り戻します。

 木々の幹が放射状に影を落として。













 2009-11-23 京都御苑・堺町御門付近で
 Nikon D5000,Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSM,34mm,ISO 200
 1/125秒,f8,WB:晴天

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京都御苑に紅葉を見に行く

2009-11-24 | 京都街角の情景

 11月後半の3連休最終日は、朝から家人と新京極のMOVIXで映画「風が強く吹いている」を見たあと、ひとりで京都御苑に紅葉を見に行った。

 ここ何年も京都に住みながら、テレビや雑誌で紹介される紅葉の名所には行ったことがない。行くのはもっぱら京都御苑か京都府立植物園だ。22日も鉄道撮影でJR西日本京都駅に立ち寄ったが、西からぎゅうぎゅう詰めの状態で到着する新快速や、そこから吐き出された人で再びすし詰めになっている奈良線の「みやこ路快速」を見ていると、観光名所から自然に背を向けてしまうのだ。

 ちなみに「みやこ路快速」は京都屈指の紅葉の名所、東福寺に最寄りの「東福寺駅」に臨時停車する。しかし、東福寺駅は京都の隣の駅だ。そこに行くのに、すし詰め状態の「みやこ路快速」に乗るくらいなら、すぐ横に停車中のがらがらの普通電車・城陽行きに乗ればいいのに、と思う。発車は快速の数分後。1駅着くのに数分遅れたからといって、すでに東福寺は大混雑だろうから、影響はない。

 ともかく、四条烏丸の三井ビルの地下にある「市場小路」でランチした後、ウインドゥショッピングをするという家人と別れ、市営地下鉄で京都御苑に向かった。私たちは話をするときは「御所」と言っている。実際、家人には「じゃ、僕は御所にもみじ見に行って来るわ」と言った。しかし、いわゆる御所は春秋の一般公開の期間でもないと入れない。京都市民が広く京都御所と言っているのは、大宮御所や仙洞御所もその中に含む広大な公園、京都御苑である。
 御苑は環境省の所管で多くの木々や草花だけでなく、野鳥も多種類が確認されている。市民はそこを親しみをこめて御所と呼び、散歩したりジョギングしたり、本を読みに来たりと思い思いに楽しんでいる。

 私が京都御苑に紅葉を見に来るのは、観光客の少なさによる。押し合いへし合いしながら見る必要はなく、自分の気に入った木をいつまででも見ていることができるのだ。

 しかし、あいにく私の一番好きな、堺町御門から入って少し東よりのもみじは、もうすでに大半の葉を落とし、色も黒く濁っていた。来るのが遅かったようだ。他のもみじもそれぞれで、まだ青い葉のものもあるが、全般に盛りを過ぎた印象を受けた。このところ、鉄道に撮影の重点が移っているので、四季の移ろいにやや乗り遅れた感がある。
 それでも、桜なども色づいて、もみじと違った味わいを見せているし、イチョウの黄色が青空に見事に映えていた。
 京都に観光に来られて、もし人の多さに辟易とされたなら、御苑で一服されることをお勧めする。同じように、京都府立植物園も静かに木々の色づきや季節折々の草花を愛でることができる憩いの場所だ。

 京都御苑は、京都駅から京都市営地下鉄烏丸線の国際会館行きに乗り、丸太町か今出川下車。堺町御門は丸太町駅の北側改札を出て、1番出口から地上に出て徒歩約5分。
 京都府立植物園は同じく地下鉄烏丸線国際会館行きで北山下車、すぐ。

2009-11-23 京都御苑 堺町御門近くで
Nikon D5000,Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSM,18mm,ISO 200
1/400秒,f8,-0.3段,WB:晴天

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京都 観月の夕べコンサート

2009-10-12 | 京都街角の情景

 古都に響く、音絵巻。こんなサブタイトルが付いた「京都 観月の夕べコンサート by JR東海」が10日、京都市左京区の上賀茂神社で17時30分から2時間余り開かれました。私も家内と招待していただいたので、行ってきました。JR東海presentsのこの催しも今年で19回目とか。そういえば私が行き始めたときは、まだ大覚寺で行われて「大覚寺観月の夕べコンサート」と言っていました。上賀茂にかわってからも、すでに数年たちますから秋の名物に定着しつつあるかもしれません。

 この催しは言わずとしれたJR東海の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンの一環で、秋の京都への集客を図り新幹線利用を促進するものです。しかし、京都の人たちにとっても、楽しみな企画になっています。
 今回は10日が上賀茂神社の細殿、12日は京都コンサートホールの日程です。演奏するのはチェコ・フィルハーモニー八重奏団とソリストとして二胡の奏者、許可(シュイ・クゥ)さん。
 許可さんはもう長く日本に住んでいて、日本語はぺらぺら。八重奏団の第1ヴァイオリン、ボフスラフ・マトウシェクさんも長く読売日本交響楽団で長年、コンサートマスターを務め、今でも年に2~3回来日するとかで、片言ながら日本語も話され、楽しいトークも交えての演奏会でした。

 曲目もドヴォルザークの「新世界」より第2楽章“ラルゴ(家路)”や、ビゼーのカルメン、ヨハン・シュトラウスⅡの皇帝円舞曲など耳になじんだ曲が多く、私のようなクラシック門外漢でも楽しめました。

 ただ、すごく寒くって寒くって。この観月の夕べコンサートは秋の夜なので冷え込むことはままありますが、10日は尋常でない寒さでした。したがってアンコールが終わるやいなや、大勢が脱兎のごとく会場の境内を飛び出し帰りを急ぎました。奏者はすでにステージとなった細殿から降りていましたが、ちょっと申し訳ないかな、と思いつつも寒いのには勝てませんでした。

 家内と夕食を外で取る約束にしていたのですが、彼女は何が食べたいと私が聞くより先に「お好み焼き!」。で、結局家の近所まで帰ってきて、おいしいお好み焼きを食べさせてくれる店で、ヤキソバやお好み焼きなどを食べて温まった次第です。クラシックを秋の夜長に聞いたあとにお好み焼き。我が家の庶民性を知っていただけるかな、と思って披露しました。

 写真はコンサートが始まるまで、ひまだったので散歩がてらに撮った賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)=上賀茂神社の境内です。前々からD300やD700を持って町を歩くのは疲れるなあと思い、お散歩カメラがほしかったのですが、ついにD5000を買ってしまいました。
 交換レンズが共通で使えること、加えてバリアングルモニターが面白そうなのでこれに決めました。しかし、D300や700に比べると、ものすごく小型軽量ですね。これから町中の散歩には役立ちそうです。ちなみに、某四国の通販店で金利なし10回払いでの購入であります。

2009-10-10 賀茂別雷神社
Nikon D5000,Sigma 18-50mm F2.8 EX DC MACRO HSM,23mm,ISO 200
1/250秒,f4.5,-0.3段,WB:晴天

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京都・上七軒 北野をどり

2009-04-25 | 京都街角の情景

 きょうは、招待券をいただいたので上七軒(かみしちけん)の歌舞練場に「北野をどり」を家内と見に行って来ました。

 上七軒は、京都五花街(ごかがい)=祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町、上七軒=の中で、最も古い歴史を持つ花街です。室町時代に北野天満宮再建に際、残った材木で神社の東門前に七軒の茶屋を建てたのが始まりとされます。「北野をどり」は年1回、この時期に芸妓さんや舞妓さんが日ごろ鍛練を重ねた舞い、おどりを披露する催しで、今回で57回目を数えます。

 これまで祇園甲部の「都をどり」、先斗町の「鴨川をどり」は何度か見たことがあります。しかし、「北野をどり」は初めてです。
 今年も演目は第一部が創作民話の舞踊劇「竜神の嫁」、第二部が純舞踊「舞扇京芝居」そしてフィナーレが「上七軒夜曲」です。どれもすばらしい踊りの数々でしたが、中でも第一部で竜神を演じた梅嘉さんの踊りには、その美しさ、堂々とした存在感で圧倒されました。
 最後の夜曲では、芸妓の姿で他の出演者の皆さんと一緒に踊られていましたが、やはり一際目立ち、ひきつけられました。家内も「すばらしい」を連発していました。

 竜神の嫁の演目にふさわしく、ちょうど観覧中、京都は大雨でしたがこれも何かの縁でしょう。

 開演前に歌舞練場の二階に設けられたお茶席で、お薄をいただいたのですが、案内してくださった席がなんと初座。他の人たちは係りの方が持ってこられるお茶を一律のお茶碗でいただくのですが、私と家内は芸妓さんのお点前で立てられたお薄を、おひかえの舞妓さんの手で運んでもらって、いただきました。とても貴重な経験をさせてもらいました。

 そのときの写真もあるのですが、芸妓さんらの肖像権の問題があり、歌舞練場のお庭の写真を掲載します。

 2009-4-25 Fuji Finepix F50fdで撮影


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京都 鵺の出る夜

2009-04-22 | 京都街角の情景

 平安時代の後期、御所の清涼殿に夜な夜な黒い煙のようなものが渦巻き、不気味な鳴き声が聞こえた。
 時の天皇はこれを恐れ、故事にならって弓の名手である源頼政に怪物退治を命じた。頼政はある夜、家来を連れて退治に出向き、山鳥の尾で作った矢を射たところ、悲鳴と共にどさりと地面に落ちたものがある。すぐに家来が止めを刺したところ、御所にはカッコウの鳴き声が聞こえ暗雲が晴れた。
 地上に落下した怪物は、サルの顔にタヌキの胴体、トラの手足、ヘビの尾を持っていた。これを鵺(ぬえ)という。

 また、ざん言で大宰府に流された菅原道真は死後、雷公となって御所の上に現れ、雷をもって宿敵の子孫を倒したと伝えられる。そのたたりを鎮めるため天神としてまつられ、天満宮が建立された。

 京の街には、このほかにもさまざまな怪異がある。百鬼夜行などもそのひとつ。
 千年以上の長きにわたって人々が暮らしたこの街には、今も平安時代と同じ夜が訪れる。そこかしこの大路小路の角、あるいは寺社の門や塀の陰に、千年の闇が宿る。
 はたして怪異はこの街から消えてなくなったのだろうか。そこの闇に何かが潜んでいるかもしれない、それが京都だ。

 我が家に残る家系図をたどると源頼政に行きつく。清和源氏の子孫として、時折そんなことを思う。

2009-4-12 平安神宮・白虎楼(京都市左京区)
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,32mm,ISO 1600,1/50秒,f2.8,-0.3段,WB:晴天

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紅しだれコンサート2009

2009-04-12 | 京都街角の情景

 きょうは、平安神宮の紅しだれコンサートに行って来ました(JR東海特別協賛)。
 毎年、招待券をいただき、私にとっては京都の桜の締めくくりのような行事になっています。(まあ、御室の仁和寺に遅咲きの御室さくらを見に行くと、それが締めくくりになるのですけれど)

 このコンサートは4月9日から12日まで4夜連続で開かれ内外のアーティストの音楽をライブで楽しみながら、観桜しようというものです。染井吉野もありますが、神苑に目立つのは八重紅枝垂れ。この紅しだれの祖先は、近衛家の「糸桜」だそうです。いつも染井吉野よりあとに咲き、花も比較的長持ちすることから、この時期に催されています。

 きょうも染井吉野の多くは葉桜でしたが、紅しだれはそれはみごとな花を付けていました。昼間は真夏日でしたが、夕方からはちょうどよい気温になり、桜を見ながらそぞろ歩くにはちょうどよく、家内とゆっくり楽しんできました。

 京都の春、この町に生まれ育ち、そして暮らせる幸せを実感するひとときでした。


 2009-4-12 平安神宮東神苑で 水鏡の紅しだれ
 Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,36mm.ISO 1600
 1/100秒,f3.2,-0.7段,WB:AUTO
 
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春はあけぼの 京都御苑の桜

2009-03-30 | 京都街角の情景

 29日の日曜日、早朝の京都御苑で桜を撮ってみました。

 京都御苑「出水の小川の枝垂れ桜」です。ようやく、東山から陽が昇り始めた時刻。まだ、この桜には陽光が差していませんが、枝には花々があふれんばかりに付いて美を誇っています。まさに花の重みで枝が滝のように流れ落ちているようです。太陽に照らしだされた桜ももちろん美しいのですが、私は淡い光の中で、はんなりとした色合いを見せてくれる姿も大好きです。
 この満開の枝垂れ桜は、下立売御門から入ってすぐのところにある、いわゆる一本桜です。それだけに周囲の景色とは一線を画した凛とした美しさも持っています。今が盛りですので、もし見に行かれる方がおられればお出かけは早目に。

 京都市民は愛着を持って御所、御所と呼んでいますが、市民がふだん自由に入ることができる場所は「京都御苑」です。東西約700メートル、南北約1300メートルの広大な敷地を持つ国民公園で、京都御所、仙洞御所、京都迎賓館と一部の公的施設以外のところが終日開放されています。散歩やジョギングする人たちも多く、私も季節を問わず、好きな場所です。御所の一般公開時を除くと、さほど観光客も多くなく、京都市民の憩いの場となっています。

 JR京都駅や阪急烏丸駅からは、京都市営地下鉄烏丸線で北大路、国際会館方面行き電車に乗り、丸太町か今出川下車。この枝垂れ桜は、丸太町駅が最寄り駅になります。

2009-3-29 京都御苑で
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,48mm,ISO 200
1/15秒,f8.+0.7段,WB:晴天
 
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小野小町の里 隨心院の梅

2009-03-21 | 京都街角の情景

 きょうはよい天気だったので、家内と京都・小野の隨心院に梅を見に行ってきました。
 隨心院は真言宗善通寺派の大本山で、991年の創建と伝えられる古刹です。ここ、小野の地は平安時代の絶世の美女とされる小野小町のふるさとと言われ、境内に小町の化粧の井戸もあります。3月の末には、地元の少女たちによる「はねず踊り」が行われますが、これは百夜通いで知られる小町と深草少将の悲恋物語を踊りにしたものです。今年も3月29日に予定されています。

 何年か前、この「はねず踊り」の日に家内と見にきたことがあり、そのときの梅の花の美しさが忘れ難く、久しぶりに出かけてみました。きょうも紅梅は満開状態でしたが、梅園に白梅の姿がありません。実は、家内は紅梅の中に咲く、八重のような独特の白梅が目に焼き付いていて、それを見たかったのでした。
 ところが、それらしき木はすでに花はなく、枝垂れも花の季節を終えていました。梅園におられた寺の方に聞いてみると、白梅などは15日ごろに終わったとか。もともと北野天満宮の梅花祭は2月であるように、梅は2月というイメージがあります。ところが、隨心院の梅はそれより遅くて梅園の開園も3月1日から31日までです。したがって、お寺のほうでは早咲きの白梅や枝垂れをすべて紅梅にしたいとか。これを聞いた家内は、「来年は絶対、3月の初めに来よう。でも、それまで白梅があるのかなあ」と少し残念がっていました。

 ちなみに「はねず」とは、梅の薄紅色の呼び方だそうです。はねず梅一色に染まるのは、それはそれで美しいでしょうが、私もアクセントとして白梅が点在するのも悪くないのになあ、と思いました。

 このあと、地下鉄東西線で京都市役所前へ行き、豆腐懐石がおいしい「豆水楼」(とうすいろう)で、お昼を食べ、三条高倉界隈で開かれているアートフリマ2009をのぞいて帰宅しました。

 ※隨心院は京都市営地下鉄東西線・小野駅下車。1番出口から地上に出て、右手に行き、信号を山側(日産自動車方面)に渡る。そのまま歩き、次の信号を右へ行くと、すぐに山門前に出る。信号待ちを除くと、駅から徒歩5分。梅園の拝観料は、今年は1人400円。

Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 200
1/500秒,f9,-0.3段,WB:晴天
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