夜もそれほど寒くはない。
てっちゃんでは先日暖かいそばをたのみコシというより弾力を感じた。 冷たいそばはどんな感じか気になり店に入る。
カウンターは厨房と反対の壁側にあり丸椅子が6つほど置かれている。厨房に背を向けて丸椅子に座る感じだ。
冷たいそばはモリやザルではなく、揚げ玉の無い冷やしたぬきのような感じだ。そばは、値段を上回る価値があるように思う。
唐揚げはちくわの天ぷらとともにそれぞれ1つだ。おかかとのりが乗せられたご飯の上に置かれている。素朴な丼だ。ご飯はしっかりとしていて悪くない。
店員さんからは営業職の方のような元気さが感じられる。会話をするわけではないが元気を分けてもらっているような感じだ。
夜になると少し涼しい。
表に出ているメニューには鶏を使っているものが多く、こだわりを感じる。
カウンター席のみで厨房をU字型に囲んでいる。
テーブルのメニューにSETメニューが見当たらないので、表にでていたセットメニューは?ときくと、上にあるとのこと。天井から張り出している厨房とカウンターを仕切る壁にセットメニューが張られているのに気づく。
出されたラーメンには、みずな、もやし、メンマ、鶏肉のハム(?)が乗せられている。 メンマは醤油が染み込んでいて面白い。鶏肉はさっぱりとした香りで良い味だ。 大きめののりが器の内側に貼り付けられ、下の方はスープに浸っている。レンゲでのりの近くのスープをすくう。期待通りのりの良い香りする。
唐揚げは表面が酢醤油(?)でしっとりしている。
全般にしょっぱめに感じるがのどが乾くような感じではない。
グラスの麦茶を飲むと漢方薬のような香りがする。
晴天だが白っぽい空だ。地平線近くは少しオレンジ色がかったまぶしい白だ。
うに丼はいつまであるかとたずねると、一年中あるが、値段の変動が大きく仕入れる時とそうでない時があるとのこと。
一片を舌に乗せるとなんとも言えぬさらっとした甘さが広がって行く。そして、親知らずが隠れている歯ぐきやのどに近い所でも濃い旨みや軽い刺激のようなものを感じる。いくらか楽しみ、そのまま食べ続けていたいおもいをおさえて、小皿でわさびを醤油でとかしうにやご飯にかける。少し多めにご飯にかけてみる。 醤油の懐かしい香り、わさびの刺激、のりの香り、醤油の旨みとご飯の甘さ、そして玉子かけご飯の黄身のようなうに。意識だけ青空に舞い上がったような至福のひとときだ。
日差しが強く冬物のズボンが熱くなる。きれいな青い空だ。地平線に近い部分はエメラルドグリーンに近い。
カキフライは大きなものが2つと中ぐらいが2だ。 まずは大きい方から口に運ぶ。上品な衣の中から温かい柔らかなしっとりした身が舌に触れる。舌の裏側を舌で触れた感覚に近い。少し力を入れると豆腐のようにくずれる。カキの発する磯の香りが柔らかく感じられ、旨みが口の中で広がる。 中ぐらいのカキは旨みが早く強く感じられる。
温められ丁度火が通り肉汁で潤っていてカキの旨みを感じるカキフライを食べるならネプチューンはお勧めだ。
うに丼のように異次元に連れ去られるというほどではないが、このカキフライに並ぶものをさがすのは難しい。
わずかに霞がかかったような感じだが、よく晴れ日差しが強めで当たっていると少し暑い。のどかなお昼時だ。
食べ物ではメガの反対語はヘルシーなのだろう。すき家にメガ牛丼とヘルシー牛丼があるように、たつみ屋にもヘルシーが現れた。 たつみ屋でヘルシーは有り得ないと思ったが、出された「ヘルシーハンバーグ・フライ・サラダ」を見て納得した。少食の方には食べきれない量だ。 ハンバーグはふわふわっとした鶏のつくねのような感じだ。甘辛いみたらしだんごを思い出すような味のたれがかかりあんかけのようになっている。たれに入っているえのきだけの歯ごたえがよい。 このハンバーグは結構好みだ。よけていたゆで卵をたれにつけて食べるとこれもまた良い。 コロッケは玉ねぎ、にんじん(?)が入りヘルシーにこだわっているようだ。これにもたれをつける。 定食の名前としては「ヘルシーハンバーグ・フライ・サラダ」は斬新だ。妙な意図が入っていないところが良い。 今日はいつもの方とは違う給仕さんだ。