今週初めに、長野県下諏訪町の「時の科学館・儀象堂」にある「水運儀象台」を見てきました。
これは中国北宋時代(約900年前)の機械式天文観測時計を復元したもので、動力は落下する水の力です。
今回は或るグループの仲間で、1997年当時この時計を復元するに当たって尽力されたS氏に案内していただきました。
時計と言っても3階建ての建物の屋上に更に上屋を重ねた大きさで、時を知らせる人形が窓から見えるようになっています。
内部には木製の大きな水車があり、上に汲み上げた水が水車の受水箱に注がれ、一定の重さに達するとストッパーが外れて一定の角度だけ水車が回転する仕組みになっています。
下記のサイトではその仕組みが動画で説明されています。
http://www.youtube.com/watch?v=zalEjQpxbgM
この時計の誤差は1日当たり2分ほどだそうですから、900年前ということを思えば驚異的な精度ということができると思います。
3階には天球儀があり、その季節や時刻応じてに見える筈の星や星座の位置を示す球が回転するようになっています。
この装置は、セイコーの技術者が古い文献の意味を解読し、ゼロから図面を描き起こして制作したものだそうですが、完成するまでに数年の時間と直接費用だけでも3億円を要したとか。
或る意味で余裕の時代の産物なのかもしれません。
これは中国北宋時代(約900年前)の機械式天文観測時計を復元したもので、動力は落下する水の力です。
今回は或るグループの仲間で、1997年当時この時計を復元するに当たって尽力されたS氏に案内していただきました。
時計と言っても3階建ての建物の屋上に更に上屋を重ねた大きさで、時を知らせる人形が窓から見えるようになっています。
内部には木製の大きな水車があり、上に汲み上げた水が水車の受水箱に注がれ、一定の重さに達するとストッパーが外れて一定の角度だけ水車が回転する仕組みになっています。
下記のサイトではその仕組みが動画で説明されています。
http://www.youtube.com/watch?v=zalEjQpxbgM
この時計の誤差は1日当たり2分ほどだそうですから、900年前ということを思えば驚異的な精度ということができると思います。
3階には天球儀があり、その季節や時刻応じてに見える筈の星や星座の位置を示す球が回転するようになっています。
この装置は、セイコーの技術者が古い文献の意味を解読し、ゼロから図面を描き起こして制作したものだそうですが、完成するまでに数年の時間と直接費用だけでも3億円を要したとか。
或る意味で余裕の時代の産物なのかもしれません。
出来上がったのでしょうね。
温故知新 だといいですね。
この技術はその後の中国の王朝には伝わらず、古文書以外には何も残らなかったようです。
時計の技術だけが突出していたとは考えられませんから、もし当時の技術全般が現代まで継承され発展を続けていたら、中国は途方もない技術大国になっていたのかも知れませんね。
いつも留意しなければいけない重要なこと
なのですね。
元の装置は1092年に完成し、1124年に戦乱で破壊されてしまったのだそうです。
戦乱で継承されかったものは他にも多くあるのでしょうね。
尤も、全く関連無しに同じ技術が生まれたりもしますから、人類文明の進化にさほどの影響は無かったのかも知れませんが。。。