つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

永平寺

2013年10月10日 | Weblog
天橋立を訪れた翌日は若狭湾沿いをドライブしました。
この日は三方五湖の一つである水月湖畔のホテルに宿泊し、3日目は永平寺を訪れました。

永平寺の入口の石碑には「日本曹洞宗第一道場」の文字が刻まれていました。
道元禅師が永平寺を開山したのは今から約770年前だそうですが、この寺は京都や奈良の古い寺とは違い、あくまでも現在も若い僧の修行の場であることを意味しているようです。


境内の杉の巨木の間には仏像などが置かれていますが、何れも比較的新しいもののようでした。
写真ではあたかも新緑のように見えますが、もみじのようでしたから、やがて見事な紅葉が見られるのでしょう。


永平寺には数多くの建物がありますが、七堂伽藍と言われる主要な建物の内部を比較的自由に見て回ることができました。
古都の寺とは文化財的な重要度が違うのかも知れませんが、ご本尊を含めて仏像や建物の全てを自由に撮影して構わないということには大変好感を持ちました。


山の斜面に造られた寺ですから、建物を繋ぐ廊下は傾斜している所が多くあります。
傾斜もさることながら、真冬の午前3時半に起床してこの廊下を素足で歩くことを想像すると、それだけで修行の厳しさが思われます。


ご本尊が祀られている仏殿にも自由に入ることができました。



高名な寺でありながら、ご本尊を祀る須弥壇は案外質素なものでした。


七堂伽藍の一番奥にある法堂(はっとう)は説法や法要が行われ場所だそうですが、新入りの若い僧が先輩から指導を受けているらしい様子が見られました。(僧に直接カメラを向けることは避けるように言われていましたので遠くから撮らせてもらいました)


ご本尊の釈迦牟尼仏や法堂の祭壇も近くから写すことができました。
このような有名なお寺としては極めて珍しいのではないかと思います。
仏殿は質素でしたが、法堂は派手です。法堂の祭壇の下には白い唐獅子が控え、天井からは金色の飾り物が多数下がっていました。


七堂伽藍とは別ですが、傘松閣という建物の大広間の天井には鮮やかな色彩の花鳥風月が描かれていました。
これは昭和5年当時の著名な画家による絵だそうですが、これらも数百年後には文化財としての価値が大きくなっているのかも知れません。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする