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電気料金の怪 (2)

2024年05月14日 | Weblog
毎月6日前後に、東京電力(TEPCO)から「【くらしTEPCO web】電気料金・ご使用量等データ更新のお知らせ」というメールが届きます。そこで「くらしTEPCO web」というサイトにアクセスすると、前月の電気料金に関する詳細なデータを入手することができます。

私は過去に何度も投稿したように、電気料金の動向・見通しには興味があります。それは料金節約のためというより、元技術屋の習性(?)として自分に関わる諸々の数値データには全て関心があるということです。例えば、自分の隔日の体重および毎日の体温と血圧、このブログへの毎日のアクセス数などを記録しています。これらは一種の趣味と言っても良いと思います。

今月は8日にTEPCOからお知らせが届きました。

過去1年の電気使用量は、前年実績(赤い線)と大差ありません。

電気料金はこの間、円安などによる輸入燃料価格の高騰や、政府の激変緩和措置などによる補助金などが大きく影響したため、前年(赤い線)と比較してもあまり意味はないと思っています。

所が、両方のグラフの「似た家庭」(青い線)と我が家の実績を見比べると大きな疑問が生じます。これまでも『?』と感じたことはあったのですが、「似た家庭」の意味についてはあまり深く考えませんでした。
今回、「似た家庭」とは何か? 「くらしTEPCO web」にアクセスして調べてみました。
そこには下のような記述がありました。

また、基本項目以外の項目には赤いマークが付いており、それについては下のように記されています。詳細に入力すれば「似た家庭」の精度が上がるという意味でしょう。

質問項目は以下の通りです。
〇 家族構成:人数と全員の生年(即ち年齢)
〇 ライフスタイル:・住居タイプ ・電気をよく使う時間帯 ・オール電化か? ・ペットの有無 ・間取り ・専有面積 ・住宅の築年数 ・主要な冷暖房機 ・給湯機の種類 ・キッチンの熱源 ・太陽光発電の有無 
かなり詳しい質問内容ですが、私は全てについて回答しました。
ここにはありませんが、勿論TEPCOは私の住所を把握していますから、地域の気象状況等は認識している筈です。

これだけ詳しく把握すれば、電気の使用状況についてはかなり正確に想定できるだろうと思います。ただ、「似た家庭」を想定するに当たって、多数の項目が一致する家庭に絞るほど「似た家庭」の数は少なくなるでしょうから、実際には主要な項目だけを重視して「似た家庭」を想定しているのではないかと思います。

さて、これからが「電気料金の怪」の意味です。
我が家の電気使用量は全期間を通じて「似た家庭」の使用量を下回っています。
一方、我が家の電気料金は全期間を通じて「似た家庭」の料金を上回っています。
最も使用量の多い2月に着目すると、我が家の使用量は「似た家庭」の使用量の約80%です。所が、電気料金の方は「似た家庭」の約1.4倍です。
このようなことが本当に起こるとは私には考えられないのですが、もし起こるとすれば、その理由としては何が考えられるでしょうか?

似た家庭」とは、少なくとも主要な項目については我が家と似た家庭の筈ですから、このようなことが起こるとは考えにくいのです。そうでなければ上記のような詳細な質問の意味はありません。
折角のデータですから、その意味するところは正しく理解したいと思います。
我が家の電気の使い方に無駄が多いなら何らかの対策は必要だと思いますが、そのためには先ずデータの意味を正確に理解することが大前提です。
「似た家庭」の意味(どの点が似ているのか)について、TEPCOの見解を求めてみたいと考えています。







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