つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

Googleレンズの「宿題」を試した

2022年08月25日 | Weblog
このところ、散歩の途中で撮った花の名前をアプリで調べてブログにアップしたりしている。
植物には疎いのでこの種のアプリには本当に助けられている。

このようなアプリの一つに「Googleレンズ」があることは知っていたが、余計な情報が多すぎるような気がして、あまり使っていなかった。
一昨日の記事を書くに当たってGoogleレンズを使った際に、「検索」だけではなく「翻訳」・「テキスト」・「ショッピング」などと共に「宿題」というモードがあることに気付いた。以下は「宿題」の簡単なテストを行った結果である。

Androidのスマホには「Googleレンズ」というアプリが用意されているらしいが、iPhoneの場合は「Google」アプリの検索ウインドウの右端にあるカメラアイコンを選択すると「Googleレンズ」の機能が有効になる。


先日の花の写真を「検索」してみると下の画像のように「Dahlia pinnata」という名前と画像が表示され、スクロールすると更に多数の写真が表示された。中には私の撮った写真とよく似た花もあったので、あれは多分ダリアの一種で間違いなさそうである。


次にモードを「宿題」にしたたところ、「宿題の問題を撮影してください」という文言と問題を収める枠が表示された。(下図左)
そこでパソコンの画面に簡単な2次方程式を表示し、これを撮影した。(下図中)
するとスマホが認識した問題が表示された。(下図右)


上図右の画面を上へスクロールすると、下図のように「問題の解き方」と解が表示されていた。(下図左、中)
問題を撮影してから回答までの時間は1秒くらいだったと思う。
(数式は紙に書いた手書きでも認識したが、回答までの時間は数秒多く要した)


次にパソコンに表示した問題の一部(定数項)を[ー]から[+]に変えて再度回答を求めたところ、「判別式が負なので解はなし」と正しく表示された。(上図右)
ここでは「虚数」はまだ扱わないのだろう。

ここに示した図では一部省略されているが、単に答だけではなく、解を求める途中経過も示されている。また、「2次方程式の解の公式」による回答だけでなく、「因数分解」による方法があることも明示されているので、「宿題の答」としては十分であろう。

Googleのデータベースが凄いことは承知していたが、このような問題の回答はデータベースだけでは不可能だと思うので、これも「AI」の活用ということになるのだろうか?

ネット上には、このアプリの存在を知った学校や塾の教師などが「生徒がこんなものを無料で使える時代に宿題を出す意味はあるのだろうか?」と頭を抱えているとかいう記事があった。

√(ルート)やlog(対数)、三角関数も単体(例えば√5=2.2360679など)では認識することを確認したが、数式に組み入れた場合のテストはしていない。
現在でも小中学生の算数・数学の宿題程度には対応しそうであるが、確認は不十分である。

この種の理論や技術の「進化」、と言うより「進化の活用方法」をこのような形で世の中に提供することが果たして社会にとって、中でも子供にとって良いことなのかどうか・・・、私には判断できない。
それにしても凄い時代になったものだ。