ロンドンオリンピックも終わりましたが、今、ロンドンでは日本食ブームが起きているそうです。その背景にあるのは肥満問題があって、健康志向が高まっていることにあるようです。そして行きたい国ランキングのナンバーワンに日本が挙げられているそうです。保守的な英国人が以外にも日本が行きたい国ナンバーワンだとは思いませんでした。外国からの観光客を見ても欧州からの観光客の数は少なく、それほど人気がないと思っていたからです。ナンバーワンになったのは健康志向の高まりとともに健康食としての日本食に関心が高まり、それとともに日本にも関心が向いてきたのでしょう。それとジャパン・ポップ・カルチャーの影響も大きいでしょう。
イギリスの代表的料理と言うと、フィシュ&チップスが挙げられるそうです。魚のフライにポテトが付きそれにグリンピースが付いている料理です。しかしイギリスの料理と言うと世界で一番まずいというのが一般的な評価で、実際、調理しているのを見ると、魚のフライは冷凍食品でありグリンピースやポテトも冷凍ものなのです。つまり多くが冷凍物が使われていて、冷凍食品を温め直して使用しているだけ、あるいは油で揚げるだけの人たちが多いようです。それは一般家庭もそうであり、レスストランでもそれが当たり前になっているほど、料理に対しての関心が低いのがその理由になっているのです。
それほどにまで料理に対しての関心が低くなった理由として言われていることは、産業革命が挙げられると言います。料理と産業革命がどんな関係があるのかと思われるでしょうが、それが大いに関係しているのです。それまで農耕生活をしていた人たちが、突如、産業革命が起きたことで、街で働くようになり、仕事に追われるようになっていったからです。だから時間をかけて料理する時間がなくなっていったのです。
チャップリンの代表作のひとつである「モダンタイムス」という映画がありますが、その内容は、「資本主義社会を生きている上で、人間の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している」というものです。結局、歯車の一つと化したことで、今までのような自由な時間がなくなってしまい、料理に時間をかけることができなくなったことで、手軽にできる冷凍食品を使う料理がいつの間にか主流になってしまったのです。これが伝統となってしまい、まずい料理に慣れてしまい世界で最も料理のまずい国なんて言う不名誉なレッテルを張られてしまったのです。
ところが最近の健康食ブームで日本食のお店がたくさんできてきたのです。ロンドン市内には回転ずしが25軒もあるし、ラーメン屋さんもできているそうです。中にはロンドで初めてのお好み焼きさんもできたそうです。この店の店主は日本語を3年間大学で学んだそうですが、高校生の時に日本の文化などに関心を持ったことで日本語を勉強するようになったそうです。それに触発され日本の食べ物を作るようになったのでしょう。写真で見たお好み焼きを見ると、日本のお好み焼きとはちょっと違いますが、まだロンドンではほとんど知られていないので、これが日本のお好み焼きになるのでしょうか?それでも客の入りは超満だそうで目の前で焼いてくれるのが良いそうです。やはり冷凍でない生の食べ物に飢えていたのでしょうかね?
そんなロンドンの中でも、今、最も注目されている日本食はと言うと「うどん」だそうです。好きになった人は1週間に3~4回もやってくるそうです。英国人がうどんを食べている姿を想像しただけでも変な感じがします。この店のオーナーに聞くと、この10~20年くらいで、イギリス人の食に対する感覚が変わってきていると言います。だんだんグルメになってきているし、味が分かっているんだと感じるようになったそうです。またジャパンセンターと言う日本食材店がありますが、日本食はLight & Healthyと言う認識が広まり、7割の人が日本人以外の人だそうです。その中で一番の売れ筋はなんだと思いますか?それは「糸こんにゃく」だそうです。
健康のためもありますが、外国人の大好きなパスタの代わりに使用したり、ダイエット食の主食として人気が高いそうです。さらにロンドンで見つけた地元学生が熱心に本を読んでいたので何を読んでいるのかレポーターが聞いてみると、料理研究家の栗原はるみさんの料理本でした。そうした日本料理本を見て寿司も作ったし、そば、てんぷら、切り干し大根まで作ったそうです。さらに家で巻きずしとマグロのたたきを使って料理を作ると言って家に呼んでくれたそうです。お気に入りの曲を聴きながらサーモンの巻きずしを作るのですが、その中に「クリームチーズ」を入れて作っていました。いったいどんな味なんでしょう?やはりクリーミーな味のようでした。マグロのたたきは「ごま」をつけてフライパンで焼きあげていました。あとは卵焼きのようなものもあり寿司の完成です。味のほどは不明です。
異国の地で日本食がたくさん作られるようになったり、食べられるようになったりすることはうれしい話ですね。こうした食文化も日本のソフトパワーであり、こうしたものを通じて日本と言うものをよく知ってもらえると言うことは、日本にとっても嬉しいことです。そしてロンドンの人が「食に目覚め」おいしい料理が増えれば、イギリスも世界一、料理がまずい国とは言われなくなるでしょう!
イギリスの代表的料理と言うと、フィシュ&チップスが挙げられるそうです。魚のフライにポテトが付きそれにグリンピースが付いている料理です。しかしイギリスの料理と言うと世界で一番まずいというのが一般的な評価で、実際、調理しているのを見ると、魚のフライは冷凍食品でありグリンピースやポテトも冷凍ものなのです。つまり多くが冷凍物が使われていて、冷凍食品を温め直して使用しているだけ、あるいは油で揚げるだけの人たちが多いようです。それは一般家庭もそうであり、レスストランでもそれが当たり前になっているほど、料理に対しての関心が低いのがその理由になっているのです。
それほどにまで料理に対しての関心が低くなった理由として言われていることは、産業革命が挙げられると言います。料理と産業革命がどんな関係があるのかと思われるでしょうが、それが大いに関係しているのです。それまで農耕生活をしていた人たちが、突如、産業革命が起きたことで、街で働くようになり、仕事に追われるようになっていったからです。だから時間をかけて料理する時間がなくなっていったのです。
チャップリンの代表作のひとつである「モダンタイムス」という映画がありますが、その内容は、「資本主義社会を生きている上で、人間の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している」というものです。結局、歯車の一つと化したことで、今までのような自由な時間がなくなってしまい、料理に時間をかけることができなくなったことで、手軽にできる冷凍食品を使う料理がいつの間にか主流になってしまったのです。これが伝統となってしまい、まずい料理に慣れてしまい世界で最も料理のまずい国なんて言う不名誉なレッテルを張られてしまったのです。
ところが最近の健康食ブームで日本食のお店がたくさんできてきたのです。ロンドン市内には回転ずしが25軒もあるし、ラーメン屋さんもできているそうです。中にはロンドで初めてのお好み焼きさんもできたそうです。この店の店主は日本語を3年間大学で学んだそうですが、高校生の時に日本の文化などに関心を持ったことで日本語を勉強するようになったそうです。それに触発され日本の食べ物を作るようになったのでしょう。写真で見たお好み焼きを見ると、日本のお好み焼きとはちょっと違いますが、まだロンドンではほとんど知られていないので、これが日本のお好み焼きになるのでしょうか?それでも客の入りは超満だそうで目の前で焼いてくれるのが良いそうです。やはり冷凍でない生の食べ物に飢えていたのでしょうかね?
そんなロンドンの中でも、今、最も注目されている日本食はと言うと「うどん」だそうです。好きになった人は1週間に3~4回もやってくるそうです。英国人がうどんを食べている姿を想像しただけでも変な感じがします。この店のオーナーに聞くと、この10~20年くらいで、イギリス人の食に対する感覚が変わってきていると言います。だんだんグルメになってきているし、味が分かっているんだと感じるようになったそうです。またジャパンセンターと言う日本食材店がありますが、日本食はLight & Healthyと言う認識が広まり、7割の人が日本人以外の人だそうです。その中で一番の売れ筋はなんだと思いますか?それは「糸こんにゃく」だそうです。
健康のためもありますが、外国人の大好きなパスタの代わりに使用したり、ダイエット食の主食として人気が高いそうです。さらにロンドンで見つけた地元学生が熱心に本を読んでいたので何を読んでいるのかレポーターが聞いてみると、料理研究家の栗原はるみさんの料理本でした。そうした日本料理本を見て寿司も作ったし、そば、てんぷら、切り干し大根まで作ったそうです。さらに家で巻きずしとマグロのたたきを使って料理を作ると言って家に呼んでくれたそうです。お気に入りの曲を聴きながらサーモンの巻きずしを作るのですが、その中に「クリームチーズ」を入れて作っていました。いったいどんな味なんでしょう?やはりクリーミーな味のようでした。マグロのたたきは「ごま」をつけてフライパンで焼きあげていました。あとは卵焼きのようなものもあり寿司の完成です。味のほどは不明です。
異国の地で日本食がたくさん作られるようになったり、食べられるようになったりすることはうれしい話ですね。こうした食文化も日本のソフトパワーであり、こうしたものを通じて日本と言うものをよく知ってもらえると言うことは、日本にとっても嬉しいことです。そしてロンドンの人が「食に目覚め」おいしい料理が増えれば、イギリスも世界一、料理がまずい国とは言われなくなるでしょう!