マックンのメモ日記

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スマホで広がる信用情報登録により10代のブラックリストが増加!

2012-08-28 17:10:11 | ネット、ビジネス、IT
高まるスマートフォン人気が、思わぬ若年層の“ブラックリスト”化を招いているとTVで言っていました。ブラックリストとは、ローンの借り入れや分割払いの契約などで返済不能に陥った要注意人物について、貸し手の間で共有する情報のことです。携帯電話の分割払いの信用情報を提供するCICによれば、3ヵ月以上滞納し、ブラックリスト入りした人は、2010年12月の90万人ほどから、今年6月には173万7000件に跳ね上がったそうです。1年は弱ほどで約2倍近くも増えているのです。

その原因として、携帯電話事業者が販売店へ支払う販売奨励金の廃止があります。かつて携帯が安く買えたのはキャリア(携帯電話事業者)が販売促進のため販売店に奨励金をだしていたのです。その廃止により、端末価格が高騰し、若者の携帯電話購入が難しくなることを懸念しキャリアは端末代の分割払い契約を始めたのです。2年間の継続利用などを条件に、月々の利用料を割引することで、端末代を実質的に安く抑えるのが目的だったのです

しかしこの販売手法は分割払いですので、これを利用すると、CICに支払い状況などの信用情報に登録されるのです。延滞件数を含めたその登録総数は、11年12月までの1年半で825万件から、4342万件となり、毎月200万件近く増え続けているそうです。携帯電話の国内累積契約数は昨年、日本の総人口とほぼ同じ1億2000万台超に達しており、実に3台に1台が分割払いを利用していることになり、その支払い情報はCICに集められているのです。

問題は、自動車など他の分割払い契約と異なり、携帯電話は、10代、20代の若年層が分割払いを利用していて、ローンを借りたのと同じことという意識が希薄なことです。一般的にローンは、若年層のCICの信用情報への登録は1割程度にすぎないのですが、携帯電話となると3割近くにもなっているそうです。若年層の人たちは、携帯電話端末の利用料に端末代金が上乗せされる形で請求されているため、分割払い契約を結んでいるという意識があまりないのです。そのため安易に滞納するケースも少なく、しかも未成年の場合、親が実際の支払者となっていることも多く、親が滞納し、子どもが知らぬ間にブラックリスト入りするケースもあると言います。

分割払いと言うとかつては、数十万円、百万円単位の高額商品に限られていたのですが、滞納するということは、CICに登録されていれば、金額に関わりなく滞納となり、当然、ブラックリスト入りすることになります。そうなると将来、クレジットカードを作ったり、ローンを組む際に照会され、ブラックリスト入りしていれば、新たな分割払いやローンの借り入れなどが5年間できなくなるという事です。こうしたことを知っている人は64人中53人が知らず、知っている人は11人にすいませんでした。このように3回滞納すればブラックリストに載ると言うことを知っているのでしょうか?それも連続3回でなくても飛び飛びで3回になってもブラックリストに載ってしまうのです。

分割契約している人は、単なる携帯料金の滞納と簡単に考えないで毎月忘れずに支払していくことが必要です。