今回の男子体操団体競技予選で日本の体操選手が次々鉄棒から落下し、鞍馬などでも内村選手は失敗し後味の悪い原因となった競技でもありました。鉄棒では一番手の 田中和仁選手が、右手が外れ演技を中断するミス。2番手の山室光史選手は何とか予定演技をやりきったのですが、3番手のエース内村航平選手も離れ技のコールマンで落下。4番手の田中佑典選手も、離れ技のコバチでバーをつかめず、背中から落ちたといった具合です。しかし、なぜこうも次々鉄棒で失敗が続いたのでしょう。ちょっと多すぎるのではないでしょうか?内村選手が「早く試合がしたい」とそう語っていたそうですが、チーム状態がよかっただけに、はやる気持ちがマイナスに働いたかもしれませんが、それだけではないのではないでしょうか?
実は、いつも練習で使っている日本の鉄棒と海外勢が使っている鉄棒は同じ物を使用しているわけではなく、それぞれ違ったものを使っていて統一されていないのだそうです。そしてオリンピックで開催されるときに使われる鉄棒は開催国が決めているので、普段、使われている鉄棒が使われることが多いそうです。では日本の体操界が使っている鉄棒はどこのものかと言うと、セノー社と言うところのものを使っていますが、世界ではセノー社の鉄棒はマイナーな鉄棒だそうです。体操競技の世界のシェアで見ると、ジムノバ社とエーアイ社、ヤンセンアンドフリットセン社が大手でセノー社はその中には入っていない少数派の器具なのです。
同じ規格で作られているならどこの国の鉄棒であろうと問題はいのですが、ロンドンオリンピックで使われたのはジェムノバ社の製品ですが、これは鉄棒を支えるワイヤーが1本(途中に滑車がないもの)なのですが、日本で使われているのは2本のもの(2本のワイヤーを滑車で挟んで1本にしている)を使用しているのです。2本のワイヤーで引っ張っているので滑車を通って力が支柱の方向に逃げるようになっているのです。つまり鉄棒にぶら下がって上下に動くときの弾力性が高いのです。しかしロンドンオリンピックのものは滑車が付いていない1本のワイヤーになっていて、それを左右に引っ張って二本のワイヤーで鉄棒を固定しているのですが、これだと鉄棒が固いのでぶら下がったとき上下に動きにくいのです。つまり思いっ切り引っ張らないとギコギコならないのです。鞍馬の飛び台もやはり同じメーカーでそれぞれ違うのです。飛び台に入っているバネの数も違うし、表面に張ってある素材も違うので感触も全く違っているのです。
何が言いたいかと言うと、こうした器具の違いは、トップ選手ともなると微妙に影響してくるので、その微妙な違いが日本選手に影響したのではないかと言うことです。もちろん事前に現地に入って練習していると言っても、違いに慣れるまでには時間がかかるのではないでしょうか?特に鉄棒などはその影響が大きく出たのではないのではないかと思うのです。こうした違いがあるのですから日本体操連盟としては、それに即した事前練習をもっとすべきではないのかと感じたしだいです。そうすれば今回のような後味の悪いようなこともなかったかもしれません。
実は、いつも練習で使っている日本の鉄棒と海外勢が使っている鉄棒は同じ物を使用しているわけではなく、それぞれ違ったものを使っていて統一されていないのだそうです。そしてオリンピックで開催されるときに使われる鉄棒は開催国が決めているので、普段、使われている鉄棒が使われることが多いそうです。では日本の体操界が使っている鉄棒はどこのものかと言うと、セノー社と言うところのものを使っていますが、世界ではセノー社の鉄棒はマイナーな鉄棒だそうです。体操競技の世界のシェアで見ると、ジムノバ社とエーアイ社、ヤンセンアンドフリットセン社が大手でセノー社はその中には入っていない少数派の器具なのです。
同じ規格で作られているならどこの国の鉄棒であろうと問題はいのですが、ロンドンオリンピックで使われたのはジェムノバ社の製品ですが、これは鉄棒を支えるワイヤーが1本(途中に滑車がないもの)なのですが、日本で使われているのは2本のもの(2本のワイヤーを滑車で挟んで1本にしている)を使用しているのです。2本のワイヤーで引っ張っているので滑車を通って力が支柱の方向に逃げるようになっているのです。つまり鉄棒にぶら下がって上下に動くときの弾力性が高いのです。しかしロンドンオリンピックのものは滑車が付いていない1本のワイヤーになっていて、それを左右に引っ張って二本のワイヤーで鉄棒を固定しているのですが、これだと鉄棒が固いのでぶら下がったとき上下に動きにくいのです。つまり思いっ切り引っ張らないとギコギコならないのです。鞍馬の飛び台もやはり同じメーカーでそれぞれ違うのです。飛び台に入っているバネの数も違うし、表面に張ってある素材も違うので感触も全く違っているのです。
何が言いたいかと言うと、こうした器具の違いは、トップ選手ともなると微妙に影響してくるので、その微妙な違いが日本選手に影響したのではないかと言うことです。もちろん事前に現地に入って練習していると言っても、違いに慣れるまでには時間がかかるのではないでしょうか?特に鉄棒などはその影響が大きく出たのではないのではないかと思うのです。こうした違いがあるのですから日本体操連盟としては、それに即した事前練習をもっとすべきではないのかと感じたしだいです。そうすれば今回のような後味の悪いようなこともなかったかもしれません。