マックンのメモ日記

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今大会、女子団体が輝いている!! 卓球女子団体は史上初の銀メダル!!女子バレーは24年ぶりの準決勝進出!!

2012-08-08 21:28:50 | 健康・医療・スポーツ
ロンドン五輪は7日、卓球女子団体の決勝戦を行い、福原愛、石川佳純、平野早矢香の各日本選手は中国に0─3で敗れたものの、日本勢として卓球で史上初の銀メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。この喜びを、23歳の福原選手は、「メダルを掛けてもらって夢がかなったと思った。すべてを出し切りましたという言葉には偽りのない言葉でしょう。石川選手や平野選手の表情を見てもそう見えました。力を出し切っての銀メダルでした。しかし目指してきた山に立ったらさらにその奥にもう一つ山があったという感じなのでしょう。それだけ中国との差は大きかったということだと思います。最後に「被災地に持って帰れるのでうれしい」と、出身地への特別な思いも口にしていました。愛ちゃんを始めこの3姉妹は本当によくやったと思います。

また19歳の石川選手は銀メダルの感触を「すごく重い」と、初出場でのメダルだったぶん「メダルって重いなあ」と感じたのでしょう。事実テレビなどでゲストに来た時に司会者などが持った時も重いと過去に言っていますから。しかし嬉しさ半分悔しさ半分とも語っていました。中国に勝つにはまだ力不足ということを認め、4年後のリオデジャネイロ五輪に向けてもっと力をつけたいと、早くも目標を切り替えて語っているところはこの人らしさを感じましたし、次の卓球界を引っ張っていく一人には違いないでしょう。そして27歳で最年長の平野選手は、「思い続けていたメダルを手に入れて、まだまだ自分もできるという気持ちが湧いてきた」と意欲を新たにしていました。

今回、目立った点と言うと、愛ちゃんはシングルス金メダリストの李暁霞の男子のようなドライブに耐え、得意のバックハンドで勝負に臨み、ストレートで負けていた相手から第2ゲームを奪ったのです。石川さんも得意のサーブからの3球目で攻めていき、相手を翻弄したところもあるなど19歳と言う若さから言えば十分実力を見せたのではないでしょうか?さらに平野さんと組んだ3試合目のダブルスでは、世界王者ペアから1ゲームを奪取したのです。と言うように全く手ごたえがなかったわけではなく精一杯のプレーをしたのです。

しかし最高峰の舞台に立ったからこそ味わえたものはあったと思います。170センチ超の李暁霞と丁寧が放つパワフルな強打を見ると、世界の頂点に立つ中国との差を見せつけられるものでもありました。格下相手にも気合満点で攻めてくる隙のなさがありました。そいう意味でもメダルを逃したと言うよりも銀メダルを掴んだという感じでした。しかし日本だけが中国から2ゲーム勝ち取ったのですからそこから得たものは大きいと思います。銀メダルに相応しいチームだと思うと監督も言っていました。本当に女子卓球団体選手たちはよくやったし立派でした。

もう一方の女子バレーでは、準々決勝で、日本が中国を破り、ソウル五輪の以来6大会ぶりの4強入りを果たしました。1セットを取ると次のセットは取られるというシーソーゲームで、取って取られてのもの凄い激闘となり会場も興奮状態だったのです。これまで日本と中国は相性が悪く、長年、日本女子バレーボールの前に立ちはだかっていました。その中国に勝利したというのは大きな意義があります。歴史的勝利でもあります。準決勝はロシア対ブラジルの勝者と28年ぶりのメダルをかけて戦います。

と言っても、最近の中国は北京五輪以後調子がよくないようで、世界ランキングではだいぶ下がっていたのです。国際バレーボール連盟(FIVB)より発表されるランキングがあるのですが、それによると、2012年1月4日の女子バレーボールランキングでは、1位アメリカ、2位ブラジル、3位に日本が入っていて、中国は4位イタリアの次で5位になっているのです。相性が悪いと言ってもランキングの上では中国より上位になっていたのです。しかし報道では中国は世界ランキング3位となっていますがどう違うのでしょう?日本もかつては、バレーボールはお家芸とも言われるほどの時もあったのですが、その後長らく弱体化していました。もしかしたら中国もかつての日本のように今後、徐々に低迷期に入っていくのかもかもしれません。中国も経済成長し貪欲さが薄れだしたのかもしれません。それにアメリカが1位だなんて知りませんでした。ちなみにロシアも中国と2強時代がありましたが、あのロシアが現在は7位です。今回の勝利はソウル五輪以来24年ぶりの4強に入ったのですが、こうした地殻変動の前兆がすでにあったということなのでしょうか?

そうは言っても、これまで日本と中国の五輪では0勝5敗で日本は1度も勝てていませんでした。この6試合目で初めて勝ったのです。しかしそれでも今回も、試合はフルセットの第5セットまでもつれ込み、第5セットでやっと取った薄氷の勝利だったのです。その勝因はどこにあったかと言う問いに、TV解説者の川合さんは「やはり練習の積み重ねです」と言っていますが、それはどこの国でも同じで、答えにはなっていないように思います。

どこかに今迄との違いはないかと思いましたがありました。真鍋政義監督は「敵の誰がトスを上げアタックしたか」瞬時に分析、iPadを持って試合に臨んでいましたが、あの中にはどんなデータが入っているのか、 川合解説者は「過去のデータから、試合中のデータまでが入っています。試合中は敵の誰がトスを上げ、誰がアタックしたのか。その組み合わせが何回なのかという分析データなどです」と言っています。 ロンドン大会はデジタル時代の最初のオリンピックと言われるそうですが、なるほど、こういう場面でも活躍していたのですね。しかもさらに秘密があったのです。日本選手の背番号をほとんどすべて直前に変えていたのです。その理由は中国もデータ分析をしているわけで、それを背番号で選手がデータを理解していたのです。ところが直前で背番号を変えられたことで混乱してしまったのです。ところがこれはかつて中国が行った手で、今回日本もそれの手を使って中国を混乱させたのです。こうした情報戦もデータだけでなくその使い方で混乱させることで動揺を与えていたのです。それも真鍋監督はiPadをいつも手にしていましたからデータを現場で修正しすぐその場で生かして使ったのだと思います。中国の監督はそうな風には見えませんでしたから。

やっと28年ぶりの扉を開いたこともあり、勝った瞬間、女子選手たちは床になだれ倒れ、喜びをみんなで分かち合う姿には喜びに満ち溢れていました。こういう光景はいつ見てもいいものですね。今度のブラジル戦でも是非頑張ってメダルを取ってほしいですね。