マックンのメモ日記

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日経はフィナンシャル・タイムズのファンをつなぎ止められるか!

2015-07-26 22:25:25 | 経済・金融・投資
英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は、金融業界関係者に愛された新聞でした。コンパクトで幅広い記事と、鋭い分析が特徴です。アメリカ人でも、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)よりFTを読む、という人は多かったのです。

アメリカでメディア企業を率いるマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長はかつて、FTは彼が毎日読む数少ない新聞の1つだ、と誇らしげに語ったことがあります。

そのFTを、日本経済新聞社が約1600億円で買収するといいます。日経も日本を代表する経済紙ですが、イギリスの金融街シティの伝統に育まれたFTとは文化も違うでしょう。ブルームバーグが買うと思ったのに、というぼやきが早くも聞こえてきます。

今回の買収に関して、FTの今後を憂う観測から歓迎論までネット上では様々な反応が見られます。

メディアアナリストのケン・ドクターは自身のブログで、「日経が欧米の基準でジャーナリズムを運営できるのか?」と問いかけ、「結局は日経の喜多恒雄会長が、FTをFTのままで残し続ける程に賢いと信じるしかないだろう」と語っています。

また金融ジャーナリストのフェリックス・サーモンは、23日付けでニューヨークタイムズ紙に寄稿したオピニオン記事の冒頭でこう書いています。「高級紙の理想のオーナーとは? まず何よりも、編集の独立性を尊重し、編集作業に口出ししないことだ。紙面で何を言うかは、ジャーナリストが決めることであって、広告主をなだめる業務判断であってはならない」と。

さて日経は、そんな「理想のオーナー」になれるのでしょうか。(ソース WSJ)

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