あとだしなしよ

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野盗風の中を走る

2005年12月23日 | 日本映画
1961年、昭和36年、東宝。
監督 稲垣浩
出演者 夏木陽介, 佐藤允, 松本幸四郎, 中村吉右衛門

戦国時代の盗賊一味の話。
独眼の夏木陽介が盗賊一味の頭。彼らは百姓は襲わず、金持ちの家を襲い人を殺めて金品を強奪し財を成していた。彼らは仲間から聞いた豊かな村を訪れる。しかしその村は領主が変わったことにより、寂れ果てて食うものにも苦労している状態であった。
とりあえずここで一休みをすることにし、村人からこの村の現状を聞く。しかし飯が無いので、さっそく強盗。略奪してあまった米を村人に配る。盗賊とばれるのがまずいので拾った武将の旗を証拠に、松本幸四郎が元の領主の子孫であると芝居を演じ、笠置衆の住職を騙す。これらがきっかけで村人の救い神のようにあがめられる。
この村にしばらく住むことになった一味は、農作業などで村人と仲良くなり始める。ここで村の若者が領主の城の建設に採られていることを知る。城作りの人足は秘密堅持のため命は無い為、彼らを救い出すことになった。
彼ららしくないが、武将になる夢を持った頭領の兵法を試したいとの希望もあった。ちょうど近くで陣を取っていた領主の敵対勢力と手を組み作戦を練り戦を仕掛ける。領主に打ち勝ち救出作戦は成功する。この合戦シーンは迫力がある。
万事上手く行き、さらりと村を去ることにしたが、その当夜に本当の家系の見方の武士の一派の命令で彼らは襲撃をされる。彼らは村と彼らの誇りのために戦ったが、最後は兵力と装備の違いもあり全員殺されてしまう。
村は一味の死亡後も、豊かに栄え、村の守り神となった彼らは村人達に神格化されたのであった。

同じ東宝の黒澤映画に似た印象あり。東映の娯楽色が濃い時代劇とは違う印象。
雪村いずみがヒロインの村娘を演じていた。


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