あとだしなしよ

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カルメン故郷へ帰る

2005年12月07日 | 木下恵介
1951年昭和二十六年 松竹
監督:木下惠介
出演: 高峰秀子

戦後6年目の日本初のカラー作品の映画らしい。松竹30周年記念作品とある。
田舎(軽井沢)に東京で芸術舞踏家(本当はストリップ)をしているあっけらかんとしたハイカラ娘達が帰ってくる。父親はこの娘を許せない。娘の一人は村の青年に恋をしているが、思いは伝えられないといったシャイな一面もある。めしいの貧乏芸術家が登場人物の一人で、この人を悪気は無いが娘達は傷つけてしまう。
この頃の軽井沢は別荘・リゾート地とゆう雰囲気ではなく牧畜業が主な産業だったよう。そのかわり、地元の開発者(鉄道リゾート業)・政治家らしい人物が出てくる。(堤一族がモデルか?)
この人物は娘達に田舎でストリップショーをさせ一儲けする。このストリップショーのシーンはコミカルでおもしろく、全く悪びれずに娘さんたちは明るく踊ります。
風俗はモンペははいているが、和服の人はおばあゃん以外出てこない。娘達はショーで得たお金をお父さんに全額あげてしまう。そしてお父さんはそのお金を学校に寄付。校長先生はそのお金をめしいのひとの借金返済などに充てる。
戦前の映画のスタイルだが、色が着くことで新しい印象がある。この時代の都会のカラー映画も見てみたい。 

オールロケロケシーンが多い理由は以下が詳しい。

Wikipedia

キネマ旬報1951年度 4位


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