あとだしなしよ

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非情都市

2006年03月28日 | 日本映画
非情都市

1960年、昭和35年 東宝
監督:鈴木英夫,
出演者:三橋達也, 司葉子, 平田昭彦, 中丸忠雄

ある殺人事件をきっかけにアウトローヒーロー的な新聞記者が、背後にある経済界の不正を暴こうとする。ヤクザと経済界、果ては自らの新聞社まで巻き込んでしまう事件の真相をどう暴いていくのか…
物語の舞台は東京、新橋界隈のよう。広い体育館みたいな新聞社のデスクでは黒電話が鳴り響く。記者の溜まり場になっている居酒屋のシーンが印象的。なんとなくフランスのギャング映画(そんなのあるのかな?ハードボイルド風か。)ぽい感じの絵なのだが、おちょーしを片手に飲んだくれている先輩記者さんなんかが出てくるとまた違う印象になる。向こう見ずな取材シーンでは、埃っぽい60年代の東京の感じがヤクザのアジトに漂っている。不正を暴き、正義を報道するのが新聞社の使命…警察の検問を、新聞社の旗をつけて、「ごくろーさま」と言われながら通り抜けるシーンが印象的だった。
でも、救われない、さえないラストが待っていた。最後の先輩記者のセリフが全てを物語る…「悪いやつほど良く眠る」も途中まではすこぶる面白かった。それと同じ様な印象だった。そんな終わり方にしなければいけなかったのか?これで丸く収まりましたということなのか。
主演は、エネルギッシュでバイタリティーに溢れる三橋達也さんと憂いの演技の司葉子さん。

1960年[ザ・20世紀]


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