かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

「国境なき医師団 (MSF)」を応援します!!

2011-03-27 | 地震・震災
熟慮(?)検討のすえ、「国境なき医師団 (MSF)」を応援することにしました。
さっそく郵便局に行って、地震・津波の被災者支援をする人たちを支援・応援する寄付金の払込みをしました。

今回の地震災害で、被害の(比較的)なかった東京にいて、マスコミ報道のみで被災地を見ているのはとても心苦しいし、せつない。まずは義捐金だと「日本赤十字社」あてに入金した。いちばん信頼できる組織・団体だと思うので、それはそれでよいのだが、心の中ではどうも今ひとつ気がおさまらない。もっと個別に支援すべきではないか。
実際の支援活動ができない自分にとって、いちはやく被災地に入り、情況確認・医療活動を開始した「国境なき医師団」のフットワークのよさには目がみはるものがあった。
アフリカの難民、世界各地の紛争地における難民への医療支援=国境なき医師団、の知識だけではあまりにお粗末。もっと知らないといけない。
HPをじっくり読んでみた。グーグル検索で関連記事を巡ってみた。いろいろ書かれているけれど、現実の事実として、とにかく対応がはやい(!!)。僻地にもすすんで入っていく。災害時における救急医療救援の先兵としては言うことなしである。

3月11日の午後、東北・関東の太平洋沿いに大地震(14:46)。三陸沿岸を中心に大津波到来(15:15頃)。被災。被害甚大の第一報あり。それをうけて、翌12日、東京・木場からMSFスッタフ6名が第一陣としてヘリで宮城県へ向けて出発、現地入りした。そして診療および調査が開始された。
宮城県北部の登米市に活動拠点を設置。
南三陸町、気仙沼市、気仙沼湾の大島にもわたる。岩手・宮古市、陸前高田市にもはいる。慢性疾患をかかえる高齢者を中心に移動診療継続中。
 MSFスタッフ 総数 12人
 医師 4人
 ロジスティシャン 3人
 看護師 2人」
 臨床心理士 1人
 アドミニストレーター 1人
 コーディネーター 1人
 3チームに分けて活動。

あらためて、「国境なき医師団 (MSF)」を応援していこう!! と思ったしだいです。


特定非営利活動法人「国境なき医師団」日本(NSF)
HPでは「寄付をする」依頼がやけに目立つが、よーく考えてみると、ま、当然かなとも思う。(慣れるまでにすこし時間がかかったが。unicefにも少し寄付してるが、unicefのDMに比べればかわいいもんだ。)
運営資金のすべてを寄付金でまかなうなんて、そもそも、たいへんなことだ。でも、それだからこそ「独立・中立・公平」が活きてくるのかもしれない。


 

地震・津波 被災地への救助隊・救援隊

2011-03-26 | 地震・震災

今回の地震・津波、原発施設の爆発・放射能漏れ等、次から次へと災害が重なり、被災された皆さんにかける言葉がでてこない。今は気を強くもって、支援の手が充分に行き届くまで耐えぬいてほしい、と心の中で願うしかない。
いままでにNHKを中心にテレビを見る時間が増えた。新聞も時間をかけて読むようになった。ただ放映内容に、そして記事の内容に片寄りがあり、同じことを繰りかえしているような気がしてならなかった(最近はすこし幅がひろがり、全体のこと、僻地のことも伝えはじめたが)。なんとなくオブラートに包まれているようで、被災の大きさはわかるのだが、まともには伝わってこない。
ここにきて、「緊急増刊アサヒグラフ 東北関東大震災」、「サンデー毎日緊急増刊 東日本大震災」が発売され、それを見て、改めて被災の大きさが尋常でないと実感させられた。本当に本当に大変なことになっている。
被災後の第一段階。被災者の救出と、避難者への支援。道路・港湾の復旧作業。
ここで救助・救援に入られた自衛隊の隊員の方がたをはじめとして、警察、消防、海上保安庁等の皆さんへは最大の敬意を表します。被災地と離れた東京にいて何もできない者にとって、上にあげた人たちはもっとも頼りになる人たちであった。
そして、いち早く駆けつけた海外からの救助・救援隊の人たちへの感謝の念は言葉につくせぬはど大きい。


防衛省・自衛隊
 HPへのリンク(フリーなので)載せました。
 「更新情報」、「おしらせ」で救援活動の状況がよくわかる。写真も数多く載っている。
  派遣規模 人員 約10万7千名
  陸 約7万名、海 約1万5千名、空 約2万1千名、原子力災害派遣 約500名
  航空機 539機(ヘリ 215機、飛行機 324機)
  艦船 53隻
陸上自衛隊
海上自衛隊
航空自衛隊

警察
 被災地の県警、全国からの派遣 延べ約1万5千名以上。
消防
 総務省消防庁
 全国の消防本部・消防署 出動 約4千名以上。
  陸上部隊994隊、航空部隊44隊(ヘリの運用)
海上保安庁


米軍
  動員の人数 1万8千名。
 空母「ロナルド・レーガン」、第7艦隊の艦艇8隻 宮城仙台沖で救援活動。輸送支援。

海外からの救助隊(レスキューチーム)
 米国、韓国、中国、英国、フランス、ロシア、ドイツ、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン等。


参考 ニュースソースは、主にHP「防衛省・自衛隊」内の「朝雲ニュース」です。
    HP 防衛省 統合幕僚監部  救助・救援活動中の写真、多数。


地震関連 三陸沿岸の市町村

2011-03-21 | 地震・震災
地理・地形の全体像が見えない。

三陸沿岸の町を北から南へ。
日本地図で三陸沿岸をたどっていくと、ここに載せた市町村以外にも、もっと数多くの町村がある。

県名・市町村名・人口(2010末・概数)
青森県
〇八戸市 237,000人 青森県第二の都市。八戸港(〇)。
〇階上町(はしかみちょう・三戸郡) 14,600人 県最東南端。
  大蛇地区。大蛇漁港。
八戸市の北部、三沢に航空自衛隊三沢基地がある。
三沢飛行場は、民間、航空自衛隊、アメリカ空軍が共用している。

岩手県
〇洋野町(ひろのちょう・九戸郡) 17,800人 岩手県最北端。八戸経済圏。
〇久慈市 36,600人 久慈港(〇)。国家地下石油備蓄基地。
〇陸中野田 九戸郡野田村 4,600人
  譜代村
  田野畑村
〇岩泉町小本 下閉伊郡岩泉町 10,600人
〇宮古市 59,000人 宮古港(〇)(宮古湾)。
  田老
〇山田 下閉伊郡山田町 18,600人 (山田湾・船越湾) 鈴木善幸元首相の出身地。
〇大槌(おおつち) 上閉伊郡大槌町 15,200人 大槌川流域。大槌漁港・吉里吉里漁港。
  東大海洋研究所国際沿岸海洋研究所。
〇釜石市 39,100人 釜石港(〇)(釜石湾) 新日製釜石製鉄所。
  国交省東北地方整備局 釜石港湾事務所。
〇大船渡市 40,700人 旧気仙郡。大船渡港(大船渡湾)
〇陸前高田市 23,100人 旧気仙郡。気仙沼経済圏。広田湾。

宮城県
〇気仙沼市 73,300人 宮城県の北東端。気仙沼漁港(気仙沼湾)。遠洋漁業の基地。
〇南三陸町(本吉郡) 17,300人。南三陸金華山国定公園の地域。志津川湾・伊里前湾。
  北上川河口。
  旧北上町・旧河北町・旧雄勝町(石巻市)
〇女川 牡鹿郡女川町 9,900人。女川漁港(女川湾)。
  東北電力女川原発。
〇石巻市 160,400人 県内第二の市。石巻漁港・石巻工業港(石巻湾)。
  牡鹿半島。金華山。
〇東松島市 42,800人 石巻湾。航空自衛隊松島基地。
〇松島町(宮城郡) 15,000人 松島湾。 日本三景「松島」の観光拠点。
〇塩竃市 56,300人 塩釜港・塩釜漁港(塩竃湾・仙台湾)。マグロ水揚げ高全国一位。
〇七ヶ浜町(宮城郡) 20,300人
〇仙台市 1,046,800人 仙台港(〇)(宮城野区・多賀城市・七ヶ浜町)(仙台湾)。
  宮城野区 陸上自衛隊仙台駐屯地(東北方面隊)
         陸自東北方面総監部・統合任務部隊司令部がある。
  若林区荒浜
  多賀城市 陸上自衛隊多賀城駐屯地(第22普通科連隊)
〇名取市 73,500人 名取川。仙台空港(名取市・岩沼市)。
〇岩沼市 44,100人 旧名取郡。阿武隈川河口。
  亘理町(わたりちょう)・山元町(亘理郡)

三陸より南の地域。
福島県
  新地町
〇相馬市 37,700人 福島県浜通り北部。相馬港
〇南相馬市 70,800人 
〇浪江町(双葉郡) 20,800人 
  東京電力福島第一原発(双葉郡大熊町・双葉町)
  大熊町
〇富岡町(双葉郡) 15,900人
  東京電力福島第二原発
  樽葉町、広野町
〇いわき市 341,800人 小名浜港。
  勿来(なこそ)(いわき市)

茨城県
〇北茨城市 47,000人
〇東海村(那珂郡) 37,300人


    

東京在 地震(余震?)について

2011-03-18 | 地震・震災
かすかな揺れでも、心の中では敏感に反応・動揺する。
部屋のなかで、正座・胡坐を交互に繰りかえしてはパソコンでのウェブ閲覧、ブログへの入力を繰りかえす。足先へのほんのかすかな揺れ、尻うらへのわずかな違和感。反射的に天井からぶら下がった蛍光灯のヒモに目が行く。めまいなのか(気のせいか、そんなバカな)地震なのかを瞬時に判定する。ヒモの揺れを見る。傘をふくめた蛍光灯の全体に目が行く。小さいままか、大きくなるのか。これもコンマ何秒の世界。おもむろにテレビに目をやる。ついてなければ、あわててつける。たいていが地震速報のテロップより自分のほうがはやい。最近の「緊急地震速報(気象庁)」はほぼ一緒だ。ふつうは小さな揺れからだんだんと大きくなり、その後もゆっくりした大きな横揺れが続く(パターンが多い)。いきなりドスンと突き上げる立て揺れもたまにある。と入力中に、またしてもやってきた。やだね。

11日の大地震以来、これは余震だ、といってはみても(もしくは、言いきかせてはみても)、やはりビクつく。余震だ余震だと言っているうちに、突如、次なる本震、なんてことはないだろうね。(ちょっと不謹慎か)
頭を切りかえて、前向きモードにならないと。



3月11日の地震発生から、14日の計画停電地域の発表まで

2011-03-14 | 地震・震災
今回の地震・津波に被災されたみなさんへ。心からお見舞い申し上げます。いまは、ただただ気を強くもってがんばってほしいと思っています。そして、亡くなられた方がた、ご遺族の皆さまには謹んでお悔やみ申し上げます。
東京在住者としてニュース報道を見聞きするばかり。なにもできないのがはがゆいですが、せめてできるだけの義捐金協力はしたいです。(その後、日本赤十字社宛で送金しました。が、それだけでは、どうも気持ちが晴れない。)
それと、救援のために現地入りした自衛隊隊員をはじめとする各方面の人たち、諸外国から派遣された救助隊員の人たちには最大限の敬意を表します。

この地震・津波発生のこと、そこから派生した諸々のことが連続してあり、我がタイトル名からして、記事の更新をしづらくなってしまった。視点をかえて、これまでの出来事と、いま現在の気持ちを書いてみます。
それにしても余震がくり返しおきている。東京南部在でビクつく位だから、太平洋岸の地域の人たちはさらに大変なことだろう。('11.3.13)

今の思いは、食料・水・毛布等の補給はもちろんであるが、連絡網ができていない様子がとても心配なこと。さらにいえば、TV、新聞に出てこない内陸・山間部の町・集落の人たちはどうしているのだろうか。心配です。('11.3.14)


東北関東大震災(東日本大震災) 関連
追加記入。(ちょっと感情的になっている。)
ここまでに、岩手・小沢一郎(さん)の名がまったく出てこない。生涯、一番の出番だというのに(とくに支持者ではないけれど)。考えてみると、本当に気持ちが悪いくらい。勝手な推測でいくと、マスコミ(TV、新聞)が彼の行動を完全に無視しているということなのだろう。それと、今のいまは我慢して応援しないといけないが、言ってしまうと、菅さんの器では荷が重すぎる。
この難局には、自民党の議員のなかにこそ、もっと頑張ってもらいたい人、立ちむかえる人が何人もいるのに、これも表面には出てこない。何がおきているのだろうか? (思うことはあるが、怖くて書けない。)('11.3.15)

3月15日(火)
1回も支援物資が届かない避難所がある・・・
〇ISIS 福島第一原発3号機爆発時の衛星写真公開。(NHK、日経)
ISIS(米シンクタンク、科学国際安全保障研究所)
〇東電 福島第一原発 4号機の原子炉(定期点検・休止中なのに)出火。
5号機、6号機も同条件。こうなると、ここも目が離せない。
〇東電 福島第一原発 2号機の原子炉。小爆発?
〇東北新幹線 東京-那須塩原、運行再開。以北の復旧・運行は未定。

3月14日(月)
〇東電 福島第一原発 2号機の原子炉。空だき状態。(20:15現在)
一進一退のようだが、なお危機的情況にある。
〇宮城県南三陸町 佐藤仁町長、教委・芳賀さん(NHKのインタビューに応じているのを初めてお見受けした。たいへんつらい体験をしたようだ。)
〇東電 計画停電、一部実施。(NHK) 予想通り、一番弱そうな町、やりやすいところから。
〇JR仙台駅・新幹線ホーム・線路の被害の様子がNHKに出た。
復旧はいつになるのだろうか。
〇東電 福島第一原発 3号機の原子炉建屋、水素爆発。(11:01) 東京電力・原子力保安院発表。NHK
 予測されてはいたがよくない。今回は、TVでの公表、はやかった。放映から目が離せなくなってきた。注意事項をいろいろ話しているが、現地の人には伝わってないのでは。
〇被災地周辺の旅行客の大半が安否不明。(14日 NHKだったか。)
〇東京電力 計画停電の地域発表 実施時間の変更相次ぐ(NHK、他)
 鉄道各社、自主運休・間引き運転で混乱。(自主節電ということか。)

3月13日(日)
〇県内の死者数が「万人単位になることは間違いない」との見通しを発表。(宮城県 県警・竹内直人本部長 県災害対策本部会議)(14日付、読売) ようやく実情に即した発表をしたと思う。そして岩手県は?
〇避難民・住民 孤立。(13日付、読売夕刊)
〇岩手県大槌町 町長を含め1万人の所在不明。(13日付け、読売夕刊)
 行政によるとりまとめ、県とのやりとりがまったくない、まったくできない、ということか。
〇政府、自衛隊派遣を10万人規模に拡大する方針を発表。
〇気象庁 マグニチュード8.8を9.0(Mw9.0)に修正変更。
〇東電 福島第一原発 3号機の異常。(7:30頃)

3月12日(土)
〇東電 福島第一原発 1号機の原子炉建屋、水素爆発。(15:36頃)
 各記者会見で、「爆発」を「爆発的事象」とする言い回しが非常に気になった。
〇宮城県南三陸町 1万人行方不明。(13日付、読売朝刊)
 警察庁まとめの死者・行方不明者の数字(地震被害情況)(読売、日経掲載)と、現実に写っている各町の壊滅状態の様子からして、実際とのギャップがありすぎるようだ。

3月11日(金)
〇東電 福島第一原発 1号機の異常。(不測の事態に備え)町民に避難指示。
〇大津波の発生。15:15頃。
〇三陸沖を震源とする巨大地震発生。M8.8。(14:46)
東北地方太平洋沖地震
宮城県栗原市 震度7  周辺地域 震度6強

 当日同時刻、大田区池上の路上にいた。最初、外でもわかるくらいの地震だ、やや大きいか、と思ったとたん、地面がグラグラと揺れだした。電線が大きく波打つ。すぐ止むか、と思ったのも間違いで、揺れがさらに大きくなる。そのまま立っていられなくなり、周りの人たち共々、商店の横の柱にしがみついた。なんか長く感じた。ようやく揺れもおさまり、知らない人どうし大事にならなくてよかったですね、と声かけあい、歩き出す。とそこに追い討ちをかけるように、また大きく揺れだした。これは余震だから大丈夫、と言い聞かせつつやりすごした。(物心ついてからの東京での生活のなかで一番の地震だった。たぶん。)もちろん震源はどこだ、と思ったが、すぐにはわからなかった。池上駅前にきて、初めて、震源は三陸沖と知る。これは大変なことだ。ここで、これだけ肝をつぶすぐらいだ。現地ではどれほどのものか、想像すらできない。想像もできないことが起った。(東京 震度5強)


ニュースソース 読売・日経 NHK、民放各社

作成・継続中