かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

「上野不忍池早朝観蓮会」は、明日7/30(火)の朝早く

2013-07-29 | 都内散策
2013.7.29(月)
ゴルフのオープンコンペ、キャンセル待ちではないけれど、
「上野不忍池早朝観蓮会」も、キャンセル待ちの末、明日の早朝、参加することと相成りました。会費3,000円、雨天決行です。
(会費3,000円が高いか安いか、妥当なのかは、終わってみないとわからない。)
楽しみだなあ、「蓮」が主役だなんて、そうそうありませんです、よ。
「蓮華」の譬え、を書いたばかり(!!)

こちとら、「妙法蓮華経」の学習、真っ盛りだし。
主催は社団法人・園芸文化協会とあるけれど、天台法華(上野寛永寺&弁天堂)をかすめそうな、予感がうれしい・楽しみです。




読書 『養珠院 萬の方』(養珠院 お万の方)

2013-07-26 | 池上本門寺の歴史
『養珠院 萬の方』(養珠院 お万の方) 読了しました。
玉澤妙法華寺からみた、養珠院 お万さんの本です。
お万さんが「法華篤信の人」とは前にも書きましたが、法華経・法華信徒・日蓮宗檀越として、とても大きな存在の女性であったと、あらためて思ったしだいです。

「是の經を讀み持つ者は 人々が仰ぎ見んと樂うことあたかも賢聖を慕うようである」 (法華経 安楽行品)
養珠院 お万の方は、玉澤をはじめとして身延、大野、七面山、池上、貞松、加殿、和歌山、水戸、小湊、比企谷等々、各地に祀られています。


『養珠院 萬の方』小池政恩著
 発行所・本山妙法華寺 昭和30年(1955)8月21日発行  立正大学図書館・蔵書
著者の小池政恩さんとは、玉澤妙法華寺の第61代貫首・小池政恩上人(1899~1963)
衆議院議員(昭和21年・1946) 社会福祉法人・静岡恵明学園理事長でもあった。


玉澤 玉澤妙法華寺
身延 身延山久遠寺
大野 大野本遠寺  お万さまの寺
七面山 身延七面山・七面本宮
池上 長栄山池上本門寺
貞松 静岡・貞松蓮永寺
加殿 伊豆・加殿妙国寺
和歌山 和歌山蓮心寺
水戸 水戸照長山本法寺
小湊 小湊誕生寺
比企谷 鎌倉・比企谷妙本寺


お万の方の呼び名
徳川お万の方、お万さま、蔭山どの、お万夫人、蓮華院、養珠院、養珠夫人養珠太夫人、養珠院尼公、紀陽公母君、南龍公母君
養珠院という名(法号)は没後からで、もともとは「蓮華院」(さま)と呼ばれていた。
字御万 法号 蓮華院妙紹日心 (生存中の法号・逆修戒名)




日比谷公園

2013-07-23 | 都内散策

日比谷公園













日比谷図書文化館

1階 常設展示室 ―千代田にみる都市の成立と展開―
江戸の歴史と文化、徳川幕府のことばかりばかりでなく、その前段―日比谷入江と中世千代田―あたりも、しっかりと頭に入れておきたいもんだと思いました。キーワードは「水運」。




仏教&法華経 用語(自習用)

2013-07-22 | 法華経入門

十大弟子
釈尊(釈迦)の主なる十人の弟子。
1. 舎利弗 (しゃりほつ) 智慧第一
 シャーリプトラ(梵)、サーリブッタ(パ)、舎利子。
 法華経・方便品、譬喩品で、対告衆(釈尊の説法における相手)として登場する。
2. 摩訶目揵連 (まかもくけんれん) 神通第一
 マハーマゥドガリヤーヤナ(梵)、目連(もくれん)。
 中国仏教では、目連の、母への供養が盂蘭盆会(うらぼんえ)の起源とする。
3. 摩訶迦葉 (まかかしょう) 頭陀(ずだ)第一
 マハーカーシャバ、大迦葉。釈迦の後、教団を統率し教法を編集する(第一結集)。
4. 須菩提 (しゅぼだい) 解空(げくう)第一
 スブーティ(梵)(パ)。空(くう)を説く。
5. 富楼那弥多羅尼子 (ふるなみたらにし) 説法第一
 プールナ・マイトラーヤニープトラ(梵)、富楼那。
6. 摩訶迦旃延 (まかかせんねん) 論議第一
 マハーカートゥヤーヤナ(梵)。
7. 阿那律 (あなりつ) 天眼第一
 アニルッダ(梵)、アヌルッダ(パ)。釈迦の従弟。失明したが、真理を見る眼をえた。
8. 優波離 (うぱり) 持律第一
 ウパーリ(梵)(パ)。もと理髪師。
9. 羅睺羅 (らごら) 密行第一
 ラーフラ(梵)(パ)。羅云。釈迦の長男。最初の沙弥(少年僧)。
 日本では、寺院の子弟のことを「羅子(らご)」ともいう。
10. 阿難陀 (あなんだ) 多聞第一
 アーナンダ(梵)(パ)。阿難。釈迦の従弟、釈迦の付き人。
 第一結集では、アーナンダの記憶に基づいて経が編纂されたという。

 (梵)は梵語、サンスクリット語。(パ)はパーリ語読み。


『妙法蓮華経』への登場
・「方便品 第二」
霊鷲山。集まった大衆の前で世尊(仏、釈尊)と舎利弗の対話。(対告衆・説法の相手)
・「譬喩品 第三」
舎利弗(1)の領解(理解)、釈尊の述成(確認)と舎利弗への受記(成仏の保証)。
・「信解品 第四」
須菩提(4)、摩訶迦旃延(6)、摩訶迦葉(3)、摩訶目揵連(2)の四大声聞衆は釈尊の教えを理解し、釈尊に喩「長者窮児喩」をもって語りかける。
・「薬草喩品 第五」
世尊(釈尊)は、摩訶迦葉および諸の声聞たち上座の人々に「薬草の喩え」を示す。
・「授記品 第六」
摩訶迦葉、須菩提、迦旃延、目揵連の四大声聞衆に授記(記別)が与えられる。
・「五百弟子受記品 第八」
富楼那(5)(弁舌第一)に授記(記別)が与えられる。
・「授学・無学人記品 第九」
阿難(10)(多聞第一)と羅睺羅(9)(密行第一)の、二人の仏弟子への授記が述べられる。

「序品 第一」に登場する声聞衆(大阿羅漢)。(21名)
阿若憍陳如(あにゃきょうじんにょ)
摩訶迦葉(●)(まかかしょう)
優楼頻螺迦葉(うるびんらかしょう)
伽耶迦葉(がやかしょう)
那提迦葉(なだいかしょう)
舎利弗(●)(しゃりほつ)
大目揵連(●)(だいもくけんれん)
摩訶迦旃延(●)(まかかせんねん)
阿□楼駄(●)(あぬるだ) 阿那律
劫賓那(こうひんな)
憍梵波提(きょうぼんはだい)
離婆多(りはた)
畢陵伽婆蹉(ひつりょうがばしゃ)
薄拘羅(はくら)
摩訶拘絺羅(まかくちら)
難陀(なんだ)
孫陀羅難陀(そんだらなんだ)
富楼那弥多羅尼子(●)(ふるなみたらにし)
須菩提(●)(しゅぼだい)
阿難(●)(あなん)
羅睺羅(●)(らごら)
 (●)=十大弟子


追記)
持律第一・優波離 (うぱり)の名が「妙法蓮華経」に出てこない(?)
「法華経」初心者たるゆえんか(見落としか、理由があってか、よくわからぬ)。
ちなみに・・・
「無量義経 徳行品第一」には登場している。