かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

永田町 山王さま 日枝神社 4 周辺

2010-06-26 | 都内散策 寺院・神社
山王日枝神社の裏手・北側に、天下の(われらの学生時代、とくに敬意の対象だった)都立日比谷高校がある。

奥のほうにグランド。写ってないが左に校舎。
グランドの奥に青地に白文字の看板、わかる人は眼がいい?




日比谷高校 校門の真向かいにはメキシコ大使館。
メキシコといえば、サボテン。トリオ・ロス・パンチョス、ミル・マスカラス。
それが今では、幕末・開国のメキシコドル(洋銀)、メキシコ銀貨、シュリーマンのピアストルに悩まされ。





日枝神社周辺の高層ビル

東急キャピトルタワー(左) 山王パークタワー(右)




[山王パークタワー 概要]
所在地    千代田区永田町2-11-1
階数      地上44階、塔屋2階、地下4階
高さ      最高軒高 183.5m 最高部 194.45m
敷地面積   14,981 ㎡
建築面積   6,075 ㎡
竣工      2000年1月
設計      三菱地所設計
施工      清水建設、鹿島建設、大林組、東急建設JV
建築主    三菱地所


[東急キャピトルタワー 概要]
所在地    千代田区永田町2-10-3
階数      地上29階、塔屋3階、地下4階
高さ      119.08m 最高部 120.30m
敷地面積   7,938.25 ㎡
建築面積   5,546.97 ㎡
竣工      2010年8月(予定)
設計監理   永田町二丁目計画 東急設計コンサルタント・観光企画設計社
         設計共同企業体
施工      清水建設
貸主      東京急行電鉄

〇 東急ホテルのフラッグシップ・ホテル「ザ・キャピトルホテル 東急」 2010年秋、開業予定。


プルデンシャルタワー






[プルデンシャルタワー 概要]
所在地     千代田区永田町2-13-10
階数       地上38階、塔屋1階、地下3階
高さ       最高部 158,35m
敷地面積   8,157 ㎡
建築面積   3,502 ㎡
竣工      2002年11月
設計      大成建設
施工      大成建設


参考 HP 『山王パークタワー|三菱地所オフィス情報』
    山王パークタワー-Wikipedia
    HP 『東急キャピトルタワー』
    プルデンシャルタワー-Wikipedia
    HP 『プルデンシャルタワー|森ビル株式会社』


永田町 山王さま 日枝神社 3 境内末社

2010-06-24 | 都内散策 寺院・神社
山王日枝神社 境内末社について。
 山王稲荷神社 八坂神社・猿田彦神社








両末社拝殿


末社 山王稲荷神社
「山王稲荷のぼり」(「朱(あけ)の印」の幟)



 末社の御由緒
山王稲荷神社 例祭 四月下午の日
 祭神 倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
  稲荷の大神は古来、生成発展・商売繁盛の守り神として
  全国に祀られ、ここ永田馬場星が岡の地主神として松平
  主殿頭忠房の邸内に祀られ、特に火伏せの信仰が篤く、
  萬治二年四月本社山王権現が麹町より移遷されるに至り
  境内末社となった。
八坂神社 例祭 六月七日
 祭神 素盛鳴神(すさのおのかみ)
  日枝大山咋神の祖父神、もと京橋南伝馬町の牛頭天王と
  して、三ヶ町の鎮守で大伝馬町、小舟町と並び江戸三天
  王と称された。明治十九年七月、末社猿田彦神社内に相
  殿神として奉斎された。今に祇園八坂信仰は商業・農業
  の守護神、病気退散の信仰が篤い。
猿田彦神社 例祭 初庚申の日
 祭神 猿田彦神(さるたひこのかみ)
  萬治二年、御本社山王権現と共に奉祀されたと伝えられ
  御祭神は "道ひらきの神" として、また里俗の説に "山
  王のお使い" 即ち神猿とも言われる。

(注) 萬治二年 万治2年(1659)
四月下午の日  今年は、4月26日
庚申の日     平成22年 1月10日、3月11日、5月10日、7月9日、9月7日、11月6日
          「干支(えと)」は60で一回り、と。
〇山王権現→日枝神社、日吉神社
日吉大社(ひよしたいしゃ、その前は、ひえたいしゃ) 総本宮 滋賀県大津市坂本
天台宗、比叡山延暦寺の守護神。
〇松平主殿頭忠房 1619(元和5)-1700(元禄13)
三河吉田藩主、三河刈谷藩主、丹波福知山藩主、肥前島原藩主。
〇牛頭天王
〇江戸三天王
 



参考 HP 『日枝神社』


永田町 山王さま 日枝神社

2010-06-22 | 都内散策 寺院・神社
日枝神社の由緒

神門の近辺に、三種の掲示板がある。一語一句を読み込んでいくと、云い回しに微妙な差があり、その違いが面白く、感心もした。(さらに、もう一枚、裏手にある。これも表現に、ほんの少し差がある。)
1


2


3


3(全文)
山王さま 日枝神社 千代田区永田町二丁目十番二号
御祭神 大山咋神(おほやまくひのかみ)
相殿(あいどの) 国常立神(くにのとこたちのかみ)・伊弉冉神(いざなみのかみ)・足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)
 神系
須佐之男神―大年神―大国御魂神・御年神・大山咋神―別雷神

古事記に「大山咋神亦の名は山末之大主神、此の神は近淡海國
の日枝山(ひえのやま)に坐(ま)す、亦葛野の松尾に坐す鳴鏑に成りませる神也」と
ある。大山咋神は山・水(咋・くひ)を掌り、大地を支配し萬物の成長
発展、殖産の隆昌を守護し給う広大なる御神徳を拝し、山王と
尊称される。
 由緒
江戸山王権現社の始源は古く、鎌倉初期に遡り、秩父重継が
江戸貫主を名乗り、その館に山王社を勧請した。次に文明年中
(一四七〇~)、太田道灌公が江戸城内の鎮守として、更に天正十八
年(一五九〇)徳川家康公入府に際し、荒漠たる武蔵野開拓・大江戸
鎮護の神として城内に奉祀、歴代の将軍世嗣・諸大名の参詣は
絶えず、明暦の大火の後、萬治二年(一六五九)四代家綱は溜池
に臨む景勝の地、星ヶ岡に天下泰平、萬民和楽の大江戸を守護
する祈願所として結構善美を尽くした権現造りの社殿を造営し
た。山王まつりは天下まつり、御用まつりとして盛儀を極めた。
大政奉還、東京奠都、明治元年十一月(一八六八)にあたり勅使
奉幣の上、准勅祭社に、明治十五年官幣中社、大正四年官幣大
社に列せられた。
 復興
大東亜戦末期昭和二十年五月(一九四五)江戸権現造りの国宝
社殿は被災した。現社殿は昭和三十三年に復興、次いで神門、廻
廊、参集殿を造営、太田道灌公江戸城内鎮斎五百年を記念し
て宝物殿を新築、「日枝神社史」を発刊した。永田町山王地区の
再開発に当神社も地権者として参企し、平成十二年に至り祈願
所山王夢御殿の新築、境内の整備、山王パークタワービル、新参
道橋、参拝用エスカレーター設備、社務所等を建設した。
復興後五十年を経た社殿屋根葺替工事を行い、装飾の天井絵
掲額は東京芸大の協力で平成二十年(二〇〇八)に完成される。

(注)神系
須佐之男神(すさのをのかみ)の孫神―大年神(おほとしのかみ)の御子神―
大国御魂神(おほくにみたまのかみ)
御年神(みとしのかみ)
大山咋神(又の名 山末之大主神(やますえのおほぬしのかみ))―
別雷神(わけいかづちのかみ)
近淡海國(ちかつあふみのくに) - 近江国
日枝山(ひえのやま) - 比叡山


随神像




神猿像





参考 HP 『日枝神社』



永田町 山王さま 日枝神社 2

2010-06-21 | 都内散策 寺院・神社
夏越の祓(なごしの・はらえ)





 山王夏越御祓「茅の輪神事」
毎年二度 (六月・十二月) 行うこの神事は、茅の輪を
「祓へ給え清め給へ」と唱えつつ 「左右左」 と三度くぐり
心身についた罪穢(けがれ)を清め、神々の御加護を祈る祓の神事です








〇 夏越の祓
平安時代から続く古い行事で、六月の晦日(みそか)に行う、新しい時期を迎えるための祝日。神社では、茅(ちがや)などで大きな輪(茅の輪)を作り、人々が心身を清める禊のために、その輪をくぐり抜ける。(『歳時記カレンダー』㈱シーガル より)
今は新暦6月30日の行事であるが、もとの六月晦日といえば、今でいう8月初旬の季節か。

〇 夏至
6月21日(月)(旧暦 5月10日) 通日 172  月齢 8.7
日出  4.25  日入 19.00
月出 13.58  月入  0.07


永田町 山王さま 日枝神社 1

2010-06-20 | 都内散策 寺院・神社
メトロ溜池山王駅を出て、ぶらり、日枝神社へ寄ってみました。

前回は5月下旬、雨が降っていた日、赤坂見附から。
過日、読売新聞に日枝神社についての記事が2つ載っていた。一つは、6月15日、山王祭の一環として盆踊り大会「山王音頭と民謡大会」が行われた、という記事。
もう一つは、『和菓子紀行 土地の風味2 』という連載記事に、嘉祥菓子の題で、6月16日に「山王嘉祥祭」(菓子職人が和菓子を奉納する神事)が行われることが紹介されていた。
この「嘉祥菓子」についての記事は、室町時代創業という和菓子店「とらや」のことについて書かれているが、江戸検定・江戸の食文化についての超・必読内容!!



山王日枝神社  千代田区永田町2-10-5


山王鳥居


神門


「茅の輪」、奥に拝殿。


日枝 あかさか


6月10日から17日 嘉祥祭菓子接待席 境内設置
10日 表千家家元献茶式
14日 山王御祓及鎮火祭
15日 例祭奉幣
16日 山王嘉祥祭(和菓子の日)
17日 裏千家家元献茶式