御本尊坐配(十界勧請の大曼荼羅)の内容について、一度も説明を受けたことがないので(読んで、見てはおりますが)、始めの一歩、まずは自分自身で確かめることにしました。今まで、よくわからないものの、ともかくも有難いものだということで拝んでおりました。反省。
「法華経を説かれたお釈迦さまと、その説法の座に列する三世十方の諸仏・諸尊・諸天善神などのお姿を、日蓮聖人が文字で書きあらわせられた」とあります。
中央 題目
南無妙法蓮華経 花押
中央の両脇
・南無釈迦牟尼佛
久遠実成本師釈迦牟尼仏。釈迦如来。釈迦(ゴータマ・シッダルタ(シッダールタ))。
・南無多宝如来
多宝如来。プラブータ・ラトナ。法華経・見宝塔品第十一の説話に登場する。
四角(左上から右回り 北・東・西・南)
・大毘沙門天王 毘沙門天(多聞天) 天部の仏神。四天王の一尊。須弥山の北方守護。
・大持国天王 持国天。東方を守る守護神。
・大廣目天王 広目天。西方を守る守護神。
・大増長天王 増長天。南方を守る守護神。
中段(左端、右端)
・(愛染明王)
梵名ラーガ・ラージャ 梵字(種(子)字) ウーン ???(huuM) 煩悩即菩提
・(不動明王)
アチャラ・ナータ 種(子)字 カーン(カンマーン) ???(haaM) 生死即涅槃
両脇一段目 四菩薩 法華経・従地湧出品第十五に登場する。(地湧の菩薩の筆頭)
・南無浄行菩薩 浄行菩薩。煩惱(悩)無數誓願断
・南無上行菩薩 上行菩薩。佛道無上誓願成
・南無安立行菩薩 安立行菩薩。衆生無邊(辺)誓願度
・南無無邊行菩薩 無邊(辺)行菩薩。法門無盡誓願知
二段目(内より外へ 左右交互)
・南無普賢菩薩 普賢菩薩。サマンタ・バトラ(普く賢い者)。仏の慈悲と理知を顕す。
・南無文殊菩薩 文殊菩薩。マンジュシュリー(文殊師利)。智慧を司る仏。
・南無弥勒菩薩 弥勒菩薩。マイトレーヤ。従地湧出品第十五。
・南無薬王菩薩 薬王菩薩。法華経・薬王菩薩本事品。
・南無大迦葉尊者 大迦葉(だいかしょう)。摩訶迦葉。
・南無舎利弗尊者 舎利弗(しゃりほつ)。シャーリプトラ(サーリーブッタ)。智慧第一。
・釈提桓因大王 釈提桓因(しゃくだいかんいん)。帝釈天。インドラ。
・大梵天王 梵天。プラフマー、brahman(梵)。帝釈天と並び二大護法善神
・大月天王 月天(がつてん)。天部の一人。十二天の一。勢至菩薩の変化神。
・第六天魔王 第六天魔王。天魔。他化自在天。
・明星天子 明星天(みょうじょうてん)。虚空菩薩の変化神。
・大日天大王 日天。観世音菩薩の変化神。
三段目
・十羅刹女 天部における十人の女性の鬼神。法華経の諸天善神。陀羅尼品。
・鬼子母神 法華経の諸天善神。
・阿闍世王 阿闍世(あじゃせ)。アジャータシャトル。仏教外護、大檀越。
・大龍王 八大龍王。仏法を守護する龍族の王。法華経・序品に登場する。
・轉輪聖王 転輪聖王(てんりんじょうおう)。
・阿修羅王 Skt:asura 八部衆に属する仏教の守護神。
・提婆達多 (だいばだった)。デーヴァダッタ。法華経・提婆達多品第十二。
四段目
・南無妙楽大師 妙楽大師。荊渓湛然(けいけい たんねん)。唐代の天台宗・第六祖。
・南無龍樹菩薩 龍樹菩薩。ナーガールジュナ。大乗八宗の祖。
・南無傳教大師 伝教大師。最澄。
・南無天台大師 天台大師。智顗(ちぎ)・智者大師。中国の天台宗・第三祖。
五段目
・八幡大菩薩 鎮護国家・仏法守護の神。神号。
・天照大神 諸天善神。仏法の守護。
〇三世十方(さんぜじっぽう)
過去・現在・未来の三世。東・西・南・北・北東・北西・南東・南西・上・下の十方。
〇十界(じっかい)
仏界・菩薩界・縁覚界・声聞界・天人界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界の総称。
仏界・菩薩界・縁覚界・声聞界を四聖(ししょう)、天人界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界を六道(ろくどう)という。
〇曼荼羅(まんだら)
マンダーラの音訳。本質・神髄・神聖な場所。漢訳で「輪円具足(りんねんぐそく)」、み仏や菩薩たちが清らかな輪のように、完全に欠けることなく集まっているところ。
三世十方の諸仏・諸尊・諸天善神などのお姿、の語句が気になり、「御本尊坐配」の図を見ながら書きいれてみました。参考は、講座・池上市民大学でいただいた「おつとめ要典」(発行・東京都南部宗務所)です。
参考図書 『法華経 (上・中・下)』 岩波文庫
「法華経を説かれたお釈迦さまと、その説法の座に列する三世十方の諸仏・諸尊・諸天善神などのお姿を、日蓮聖人が文字で書きあらわせられた」とあります。
中央 題目
南無妙法蓮華経 花押
中央の両脇
・南無釈迦牟尼佛
久遠実成本師釈迦牟尼仏。釈迦如来。釈迦(ゴータマ・シッダルタ(シッダールタ))。
・南無多宝如来
多宝如来。プラブータ・ラトナ。法華経・見宝塔品第十一の説話に登場する。
四角(左上から右回り 北・東・西・南)
・大毘沙門天王 毘沙門天(多聞天) 天部の仏神。四天王の一尊。須弥山の北方守護。
・大持国天王 持国天。東方を守る守護神。
・大廣目天王 広目天。西方を守る守護神。
・大増長天王 増長天。南方を守る守護神。
中段(左端、右端)
・(愛染明王)
梵名ラーガ・ラージャ 梵字(種(子)字) ウーン ???(huuM) 煩悩即菩提
・(不動明王)
アチャラ・ナータ 種(子)字 カーン(カンマーン) ???(haaM) 生死即涅槃
両脇一段目 四菩薩 法華経・従地湧出品第十五に登場する。(地湧の菩薩の筆頭)
・南無浄行菩薩 浄行菩薩。煩惱(悩)無數誓願断
・南無上行菩薩 上行菩薩。佛道無上誓願成
・南無安立行菩薩 安立行菩薩。衆生無邊(辺)誓願度
・南無無邊行菩薩 無邊(辺)行菩薩。法門無盡誓願知
二段目(内より外へ 左右交互)
・南無普賢菩薩 普賢菩薩。サマンタ・バトラ(普く賢い者)。仏の慈悲と理知を顕す。
・南無文殊菩薩 文殊菩薩。マンジュシュリー(文殊師利)。智慧を司る仏。
・南無弥勒菩薩 弥勒菩薩。マイトレーヤ。従地湧出品第十五。
・南無薬王菩薩 薬王菩薩。法華経・薬王菩薩本事品。
・南無大迦葉尊者 大迦葉(だいかしょう)。摩訶迦葉。
・南無舎利弗尊者 舎利弗(しゃりほつ)。シャーリプトラ(サーリーブッタ)。智慧第一。
・釈提桓因大王 釈提桓因(しゃくだいかんいん)。帝釈天。インドラ。
・大梵天王 梵天。プラフマー、brahman(梵)。帝釈天と並び二大護法善神
・大月天王 月天(がつてん)。天部の一人。十二天の一。勢至菩薩の変化神。
・第六天魔王 第六天魔王。天魔。他化自在天。
・明星天子 明星天(みょうじょうてん)。虚空菩薩の変化神。
・大日天大王 日天。観世音菩薩の変化神。
三段目
・十羅刹女 天部における十人の女性の鬼神。法華経の諸天善神。陀羅尼品。
・鬼子母神 法華経の諸天善神。
・阿闍世王 阿闍世(あじゃせ)。アジャータシャトル。仏教外護、大檀越。
・大龍王 八大龍王。仏法を守護する龍族の王。法華経・序品に登場する。
・轉輪聖王 転輪聖王(てんりんじょうおう)。
・阿修羅王 Skt:asura 八部衆に属する仏教の守護神。
・提婆達多 (だいばだった)。デーヴァダッタ。法華経・提婆達多品第十二。
四段目
・南無妙楽大師 妙楽大師。荊渓湛然(けいけい たんねん)。唐代の天台宗・第六祖。
・南無龍樹菩薩 龍樹菩薩。ナーガールジュナ。大乗八宗の祖。
・南無傳教大師 伝教大師。最澄。
・南無天台大師 天台大師。智顗(ちぎ)・智者大師。中国の天台宗・第三祖。
五段目
・八幡大菩薩 鎮護国家・仏法守護の神。神号。
・天照大神 諸天善神。仏法の守護。
〇三世十方(さんぜじっぽう)
過去・現在・未来の三世。東・西・南・北・北東・北西・南東・南西・上・下の十方。
〇十界(じっかい)
仏界・菩薩界・縁覚界・声聞界・天人界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界の総称。
仏界・菩薩界・縁覚界・声聞界を四聖(ししょう)、天人界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界を六道(ろくどう)という。
〇曼荼羅(まんだら)
マンダーラの音訳。本質・神髄・神聖な場所。漢訳で「輪円具足(りんねんぐそく)」、み仏や菩薩たちが清らかな輪のように、完全に欠けることなく集まっているところ。
三世十方の諸仏・諸尊・諸天善神などのお姿、の語句が気になり、「御本尊坐配」の図を見ながら書きいれてみました。参考は、講座・池上市民大学でいただいた「おつとめ要典」(発行・東京都南部宗務所)です。
参考図書 『法華経 (上・中・下)』 岩波文庫