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常唱堂、題目堂とも呼ばれ、行學院日朝聖人像を奉安している。お題目修行の場として、昭和48年に再建された。毎年7月25日に例祭が行われる。パンフレット「池上本門寺を散策してみませんか」(No.4)より
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日朝上人略縁起
当堂(日朝堂)は常唱堂ともいい 大曼荼羅御本尊と共に眼病救護の行学院日朝上人をおまつりいたしております。
日朝上人は応永二十九年(1422) 伊豆宇佐美でご誕生になり 八才で出家され 苦修錬行 昼夜常精進の行学修行を続けられました。
学徳兼備の誉れ高く 四十一才の時 身延山第十一世法主となられ 現在の身延山久遠寺隆昌の基礎を築かれ 又 関東に布教しては 新寺四十余ヶ寺を建立されました。
御年六十一才の時 永年にわたる止暇断眠の苦行と 教化ご精励の過労から両眼失明の厄に遭われましたが それを自らの不徳として懺悔し ますます不惜身命の精進を続けられましたところ 不思議の経力により 眼病は全く快癒いたしました。
御年六十七才の三月 眼病消失の御本尊をお書きになり なお一層 教化と著述に(七□余巻)専念され 明応九年(1500)七十九才を以ってご遷化されました。
当山では日朝上人の徳を讃え ご尊像を当堂に安置いたしましたところ 日を追って参詣者が多くなり 常にお題目を唱える道場として知られるようになりました。
ご参詣の皆様も 法華経信仰のご縁と 日朝上人の学徳にふれて頂き ご一緒にお題目修行を致しましょう。
大祭 七月二十五日 ご縁日 毎月二十五日
『江戸名所図会』の池上本門寺の項には、「題目堂」の名で載っています。